おはようございます。
ライフオーガナイザー金田友美です。
読書が趣味の私は、子どもにも本好きになってほしいなと思い、赤ちゃんの頃からあれこれ読み聞かせをしてきました。気がつけば子どもも小1。自分で選ぶ本も、絵本から随分と変わりました。スペースに限りのある本棚のため、定期的に入れ替えや手放しをしています。
ところが最近、子どもに「もう読まない」と言われた絵本を渡されても、なぜか手放すことが惜しく、作業が捗りません。その原因と片づけ方を考えました。
■絵本を手放せないのは「思い出を手放す」から?
子どもの本コーナーは、いつでも手に取れるようにリビングの一角に設置しています。
自分の本を手放すときは、フリマアプリなどに出品し、また新たな書籍購入の予算にしています。ところが、子どもの本は、手放すことにものすごく抵抗を感じる自分に気がつきました。
なぜだろうと考えたところ、子どもがその本を大好きだった、小さい頃の思い出を手放すような気がしたのです。どんどん成長して、親の元から旅立っていく日を想像して寂しくなって、片づけがうまくいかないのかもしれない、と思いました。
とはいえ、いつまでも読まない(本人がいらないと言った)本を置いておくことはできません。そこで、自分のものとは違う手放し方をしてみようと考えてみました。
■すぐの手放しをやめて一時保管。インテリアとして活用
子どもが手放した本は、私の気持ちの踏んぎりがつくまで、一時保管ボックスに取っておくようにしました。一時保管ボックスには、使い勝手の良い「Fellowes」の「バンカーズボックス」を使用しています。
さらに、クリスマスなどの季節の絵本は、インテリアとしても活用することにしました。飾っておくと、子どもも懐かしいらしく、手にとって読み直すこともあります。
自分の本の場合、どうしても読み直したいものは、電子書籍で購入したり、買い直したりしています。けれど、次々と興味が移り変わる子どもの場合の、「あの本、また読みたい」で、すべてを買い直すこともできません。一時保管ボックスにあることによって、気軽に応えることができて、良かったな、と思います。ちなみに「また読みたい」発言があったのはこの1年で、2回だけでした。
■思い出の手放し先は、お金より誰かの思い出作りに
一時保管ボックスもだんだんと量が増えていくので、本コーナーを整理するときに、見直しています。絵本はかさばるものが多く、送料もかかるので、フリマアプリでの手放しはしていません。
買取での手放しも考えたのですが、絵本は通常書籍に比べて、状態にもよりますが買取価格が低いものが多いです。「私の大切な思い出が、こんな金額で?!」となってしまいそうで、店舗買取も諦めました。
そこで、寄付先を調べて利用することにしました。最初は絵本のまま、誰かが読んでくれると嬉しいな、とも思いましたが、なかなか難しいようです。絵本を販売して、児童支援に使われる「ブリッジフォースマイル」という寄付先を、「片づけ収納ドットコム」の「手放し先リスト」から選びました。
たくさんの素敵な思い出を作ってくれた絵本が、次は誰かの思い出の一部を作ってくれたらいいな、と思います。
子どものモノとの向き合い方についてはこちらも参考に
・手放す踏ん切りがつかない子どものモノは、ルールを決めて後悔なく「残す」「手放す」
・子どもの作品って捨てなきゃダメ? 思い入れのある作品収納に選んだケースと保管ルールとは
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ライフオーガナイザー 金田友美
ブログ : it’s cozyわたしのすきなくらしかた