おはようございます。
ライフオーガナイザーの都築クレアです。
物置部屋、と呼ばれるような場所に集まるのは、要不要を決められないものや、思い出のものが多いと思います。わが家にもそんなものをまとめているクローゼットがあります。
先日そこに、夫が自分の使っていないものを突っ込み出したのに気づいて、慌てて片づけたところ、思いの外片づけやすく、そのポイントに気づいたのでご紹介します。
◼︎“時間の経過”で、要不要が決めやすくなった!
最大のポイントは時間の経過、でした。このクローゼットを物置のように使いはじめたのは約2年前、引っ越し当初から。子どもの思い出のものや、この家では使わないけど手放せないもの、家の備品で取り外しているものなどを詰め込んだのです。
でも、「2年間使わなければ、もういらない」と、キープしていたものに区切りをつけられました。
加えて大きな変化だったのは、子どもの成長。この間に、小3から小5になった娘。2年前に保管したいと残していたものを見返すと、好みが変わって手放すものがはっきりしていました。
さらに、判断が早くついたのが、思い出のものです。いまだに思い出を感じられるものと、なぜ残していたのかわからないものの差がはっきりして、さくさく手放していました。
子どもに限らず誰でも、何年か経つと環境や心境の変化がありますものね。
◼︎「迷ったら残す」の割り切りで、片づけが時短に
物置のような物の量の多い場所の片づけで大変なのが、迷うものが出たときです。ここで悩むから時間を食うし、しんどく感じるんですよね。
そこで今回は「迷ったら残す」と割り切りました。
今はまだ物置として使っていても大丈夫なので、次の見直しで決めることにしたのです。その頃には、きっと彼女はまたさらに成長して、手放せるものとそうでないものがはっきりするはず。
無理に判断しようとして時間も体力も消耗するよりも、「また次も片づけよう」と思えるくらい、ラクに片づけを終わらせることを優先させました。
◼︎思い出に浸る時間は、別に確保する
物置状態の場所を片づけるときに起こりがちなのが、「思い出に浸る」です。
懐かしいもの、思ってもみないものが出てくるのが物置。ここで浸ってしまうから、時間がかかります。
そこで今回は、「懐かし~い」とじっくり眺め出したところでストップ!思い出に浸りたいものは、別の場所に移動して、片づけ後にじっくりと浸ってもらうことにしました。
そのあとは、処分するもよし、また戻すもよし。とにかく、片づけが終わらないのを避けるべく、「作業を止めない!」を心がけました。
今はまだ片づけるのが難しいと感じる場所は、割り切って「○年後、環境や心境の変化があったときに見直す!」と決めてしまえば、作業面だけじゃなく、気持ちの面でも、ラクに片づけと向き合えるかもしれません。
物置になりがちな場所への対策いろいろ:
・ついつい散かるキッチンカウンターを物置にしない。上手にちょい置きする方法
・空き部屋の物置化問題は、“いつか使うかもしれない部屋”を“いま使う”で解決!
・独立した子どものスペース、“魔法の物置き”にしないための工夫(前編)
あなたは生み出された時間で何をしますか?
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心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
ライフオーガナイザー 都築クレア
ブログ : 「自分らしさ探究家」−自分らしさとこの世界の幸せな関係