おはようございます。
ライフオーガナイザーで一級建築士のあさおか まみです。
食材などをストックするパントリー。以前は、収納ボックスを揃えて、見た目をスッキリさせることで、使いやすくなると思って片づけていました。ところが使っていくうちに、探しにくさや戻しにくさを感じるようになってきました。
「自分がどのようにものを認識して探しているか」「戻すときはどんな動きをするか」を知り、自分に合う収納に変えたら、ずっと片づけやすくなりました。
■収納ボックスを揃えたことが片づけられない原因に!?
パントリーなどの収納のなかは、同じ種類で揃えられた収納ボックスを並べて、ものを分類して収納するのが良いというイメージはないですか? かつての私も、スッキリ収納を目指し、分類したストック食材を100均のメッシュ収納ボックスに入れて並べていたことがありました。
メッシュ素材なので、中に何が入っているのか少し見える状態でしたが、私がパッと見て認識するのは“収納ボックス”ということ。ラベルをつけても、中に入っているものを認識するには数秒かかりました。
戻すときは、ボックスを取り出すのが面倒で、上の隙間から突っ込んだり、分類が曖昧なものは迷ったり、ボックスを戻す位置が変わると探せなかったり……。うまく使いこなせず、ストレスを感じるようになりました。
■収納ボックスは、目的に合わせて必要な食材にだけ使う
そこで、収納ボックスに入れるものは「自立しない」「形が小さい」など、ボックスに入れたほうが便利なものだけに変更しました。さらに、収納ボックスは、中身が隠れてしまわない浅いタイプ、入っているモノが確認できるような形状を選ぶようにしました。
また、棚と棚の間隔を広く取り、ボックスを取り出さずに出し入れできるようにしたことも、使いやすさに繋がっています。
ストック用品は、並べて置くことを優先し、種類ごとに配置を決めて、ざっくり管理。そもそも夫婦2人、スーパーも近くにあり、管理が苦手なので、ストックの量を少なめにしています。
■見えるから、「忘れる」「探す」のストレスが軽減
収納ボックスを揃えるのではなく、入れるアイテムによって変えたことで、何がどこにあるのか、すぐに判断できるようになりました。さらに、私はパッケージのデザインや形状などで記憶しているので、姿が見えているほうが探しやすいことにも気づきました。
収納場所も、明確に仕切るのではなく配置で決めているので、少し数が増えても問題なく収納できます。
棚にものが混在しているのでゴチャゴチャして見えますが、収納庫の中なので、生活上は気になりません。むしろ、ドアを開けたら全部見渡せるので、私にはこのほうが片づけしやすくなりました。
パントリーの収納アイデアについてはコチラにも:
・食器棚や調理家電、冷蔵庫まで入るパントリー。見えてきたメリットとデメリット
・食品ロスをなくすパントリー収納。秘訣は“しっかり”と“ざっくり”の合わせ技にあった!
・ラクにすっきり片づく! 3つのクセから考えたパントリーの設置場所
あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
ライフオーガナイザー あさおか まみ
HP:暮らsing〜片づけで私らしい暮らし〜