食器棚や調理家電、冷蔵庫まで入るパントリー。見えてきたメリットとデメリット

おはようございます。
ライフオーガナイザーの山田由乃です。

わが家は4年半ほど前に新築した一戸建てです。計画する際に、キッチン背面にカウンターを設けるのではなく、2.2畳のパントリーを配置することにしました。パントリーの中に食器棚や調理家電、冷蔵庫まで入れる予定で、コンセントだけをつけた空間を作ってもらいました。

その後、棚などをつけ足しながら使ってきましたが、これまでに見えてきたメリットとデメリットをご紹介します。

食器棚や調理家電、冷蔵庫まで入るパントリー。見えてきたメリットとデメリット

■メリット①:地震から少しでも身を守る対策になる

私は今まで大きな地震にあった経験はないのですが、このパントリーにするきっかけは、“地震対策”でした。

キッチンを主に使う私は、見える収納を好むタイプ。さらに、わが家のキッチンはオープンタイプで、リビングともつながっています。在宅時は、私も家族もキッチンやリビングにいる時間が長く、地震でものが飛び出したり、家電が倒れたりすることが心配でした。

食器棚や調理家電、冷蔵庫まで入るパントリー。見えてきたメリットとデメリット

そこで、滞在時間が短いパントリー内に飛び出しそうなものがまとまっていれば、安全なのではと考えたのです。

■メリット➁:食材が一カ所にまとまって管理しやすい

パントリー内の冷蔵庫は、食材置き場の真横にあります。宅配で食材を注文するときや買い物に行くときも、今家にある食材が把握しやすく、買い足したい食材がわかりやすくなりました。

食器棚や調理家電、冷蔵庫まで入るパントリー。見えてきたメリットとデメリット

冷蔵庫内に保管する調味料や飲料も、なくなれば、食材置き場のストックから家族が自然と足してくれるようになりました。

■メリット③:気になる部分を見られる心配が少ない

リビングからキッチンを見ると、ほぼパントリーの壁になります。もしここが収納だったら、収納内のごちゃつきや、調理家電の表面の汚れなどが気になったかもしれません。

食器棚や調理家電、冷蔵庫まで入るパントリー。見えてきたメリットとデメリット

収納や調理家電はパントリーの中にあるので、その心配がなく助かっています。

食器棚や調理家電、冷蔵庫まで入るパントリー。見えてきたメリットとデメリット

もしパントリー内がごちゃついているようであれば、扉を閉めるだけ。

食器棚や調理家電、冷蔵庫まで入るパントリー。見えてきたメリットとデメリット

冷蔵庫もパントリー内にあり、冷蔵庫の開け閉めで庫内が見える心配もありません。

■デメリット①:シンクまでの距離が少し遠く感じる

デメリットとしては、料理の最中に、シンクとパントリーとの距離を感じるときがあること。たとえば冷蔵庫から取り出した野菜を洗うときや、シンクで研いだお米を炊飯器にセットするときなど。歩数で5歩ほどですが、真後ろに冷蔵庫や炊飯器があるよりも遠く感じるのです。

食器棚や調理家電、冷蔵庫まで入るパントリー。見えてきたメリットとデメリット

一方で、パントリーと調理台・コンロとの間は2歩ほどなので、特に遠いと感じていません。

■デメリット②:キッチンの通路幅が狭く感じる

冷蔵庫を入れるためパントリーの面積を広めにとった分、キッチンの通路幅が80cmになりました。さらに、狭くなることはわかっていましたが、通路にゴミ箱を置きたかったため、結果、通路幅は50cmほどに。

食器棚や調理家電、冷蔵庫まで入るパントリー。見えてきたメリットとデメリット

一人で通る分には問題ないですが、シンク前に人がいる際は、通るのに狭く感じます。4年半住んで慣れてはきましたが、すれ違う際に声をかけるときもあります。

食器棚や調理家電、冷蔵庫まで入るパントリー。見えてきたメリットとデメリット

デメリットはいくつかありますが、パントリーの壁に子どもの作品を額に入れて飾るという楽しみもできました。このパントリーがあるキッチンにとても満足しています。

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ライフオーガナイザー 山田由乃
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