おはようございます。
ライフオーガナイザーの会田麻実子です。
4年ほど前に、「防災士」の資格を取得しました。その中で学んだことの一つに、災害の備えは水・食品の確保やトイレ対策だけでなく、正しい情報を収集するための備えも必要というものがありました。
災害時の情報収集といえばラジオの印象が強いですが、スマホがあればアプリでラジオも使えますし、家族との連絡や自分に必要な情報を収集することができます。
スマホに入れている防災用のアプリについて紹介した記事はこちら:
>>>災害は家にいるときに起こるとは限りません!防災ポーチ&スマホで「もしも」に備えよう
けれど、スマホの電池残量を気にしながら使うとなると、情報の精査がいい加減になりデマに惑わされてしまう……、なんてこともありえそう。
そこで私が選んだのは、「Smart Tap」のポータブル電源「Power ArQ2」を購入し、日常使いすることでした。
■モバイルバッテリーではなく、ポータブル電源を選んだ理由
スマホの電池切れ対策ならば、手軽にモバイルバッテリーや乾電池でもできます。あえてポータブル電源を選んだのは、「ただでさえ不安になる災害時に、安心を増やせる要素は少しでも多いほうがいい」と考えたから。
私が購入した「PowerArQ2」の場合、スマホをおよそ28回フル充電できるので、家族3人で数日は不安を感じずスマホを使うことができそうです。
またAC出力(コンセント)があるので、停電時でも扇風機や電気毛布といった小型家電を使うこともできます。さらに、ソーラーパネル(別売)や車のシガーソケットからの充電にも対応しているため、事前に準備さえしておけば停電期間が多少長くなっても大丈夫。
おかげで「これがあるから」と感じられる、心の支えになっています。
■あちこち運んで、「いつも」の暮らしがちょっと便利に
とはいえ、安心感を覚えるためだけに購入するには、ポータブル電源は少々高価すぎますよね。しかもわが家は、家族全員インドア派。キャンプやBBQで使うという王道の使いかたには、今のところ縁がありません。そこで延長コードを使う場面に、あえてポータブル電源を使うことにしました。
たとえば、気分転換にベランダでパソコン作業をしたくなったとき、コンセントが近くにない場所で扇風機を使いたいとき、庭で芝刈り器を使うとき……、といった具合です。
実際使ってみるとコードの長さの制限がないため自由度が高く、どこでも使えるのが想像以上に便利。さらに私は長いコードをまとめる作業が苦手ということもあり、ポータブル電源のほうが断然ラクだと感じています。
とはいえ、あまりに便利に使い必要なときに充電がされているないのは本末転倒で。ふだん使いを始めたタイミングで、「電池残量が50%を切ったら充電する」と決めました。残量が半分になっても約14回はスマホをフル充電できる計算なので、安心感は変わらず保てています。
■出しっぱなし収納で、「いつも」も「もしも」のときも安心
使わないときの置き場所はというと、リビングに隣接した洋室のスツールの足元に置くだけの出しっぱなし収納。しまいこむと日常で使う機会が減ってしまいそうですし、サッと出せる場所に置いてあれば、「もしも」のときにもすぐに使えて安心です。
もともと出しっぱなしにするつもりでいたので、ポータブル電源選びの際には、デザインも重視しました。私が購入した「PowerArQ2」は持ち手が折り畳めるので形はすっきり、落ち着いた色使いも特徴で、出しっぱなしでもストレスを感じません。
ポータブル電源をこれから購入しようという場合は、どんな使いかたをしたいか、必要なバッテリー容量、出力形式、重さ、デザイン、価格などを事前にしっかり検討しておくのがおすすめです。自分にぴったりのものを選びやすくなりますよ!
防災グッズを日常使いするアイデアはこちらにも:
・かっこいいキャンプ用LEDランタンで防災を日常に!
・日常でもアウトドアでも災害時にも役立つ 一石三鳥のハンディー扇風機
・日常から非常時の備えまで、カセットボンベのローリングストックと収納の工夫
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心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
ライフオーガナイザー会田麻実子
ブログ:小さく暮らす。