9年ぶりの名古屋で再会!JALO2023カンファレンスレポート(前編)

高原
高原
新年あけましておめでとうございます。
日本ライフオーガナイザー協会代表理事の高原真由美です。
2024年も『片づけ収納ドットコム』では、時間を生み出す、片づけ・収納のコツや暮らしのアイデアを毎日お届けしていきます。どうぞよろしくお願いします。

本日と明日は、毎年12月に開催される日本ライフオーガナイザー協会(JALO=ジャロ)カンファレンスレポートをお届けします。
JALOカンファレンスは、協会設立日である12月1日前後に毎年行っている年次総会です。全国のライフオーガナイザーたちが一同に会して交流を深めるとともに、スキルアップや今後の活動におけるモチベーションアップを目的とした協会会員向けの会合です。

本年は2012年以来、9年ぶりの愛知県名古屋市での開催となりました。現地での参加が難しいという協会員の希望もあり、本年も会場参加とオンライン参加が可能なハイブリッド形式での開催です。

2023年のテーマは、「“Embracing Change: Unlocking Possibilities”変化を受け入れ可能性を解き放つ」

開会挨拶の後は基調講演。
15年のカンファレンス開催の歴史の中で、私が初めて基調講演を担当、タイトルは『Embracing Change: Unlocking Possibilities これからのライフオーガナイザーの仕事のしかた〜やり方と在り方』

当協会は先月15周年を迎えましたが、2009年に初めて開催した大阪カンファレンスからの10年間と、10周年を記念した2018年の大阪カンファレンス以降、今日までの5年間では、変化の大きさや時代のスピードが“異次元”のように感じられ、正直おいていかれそうと焦りを感じることもあります。

社会的な変化も、私たち片づけ整理収納のプロが置かれる状況、そして日本ライフオーガナイザー協会という組織自体も同様で、だからこそ、今年のJALOカンファレンステーマはその変化をしっかり受け入れていこうというメッセージを込めたものとしました。

続いてのプログラムは、『「もっと楽にもっと生きやすく」を実現するためのアンガーマネジメント 第一人者から学ぶ「怒り」や「イライラ」と上手く付き合う方法』

友人でもある一般社団法人日本アンガーマネジメント協会代表理事の安藤俊介氏に登壇いただきました。アンガーマネジメントは、クライアントのお話を聞く上でもとても重要なことですが、毎日の暮らしの中で家族や近しい人に抱く感情について、そして自分の感情についても第三者目線で考えさせられる内容、会場参加者が大きく頷いている姿が印象的でした。

次は『遺品整理・福祉整理のパイオニアから学ぶ 現場のリアルと昨今増加しているデジタル遺品整理について』。NHKのプロフェッショナルなど、メディア出演でも活躍されている、メモリーズ株式会社代表取締役の横尾将臣社長をお迎え。

福祉整理や遺品整理業界のリーダー的存在である横尾社長。
「遺品整理」が、必要なサービスであるという認識は広まっていますが、さらに最近では「生前整理」の需要も高まっているとのこと。よりよく暮らすための整理について、段階的なサポートをどうすべきか、寄り添うことが大切というお話を熱く語ってくださいました。デジタル遺品については協会会員たちの興味関心も高く、物だけを対象としない片づけ・整理収納についても考えさせられる内容でした。

実はプロのサックス奏者でもある横尾社長。初日の夜に行われた交流会では、サプライズでサックスを披露くださいましたよ!

初日最後のプログラムは、『「やりたいことで、好きなお客様に選ばれて、ちゃんと儲かる」を目指す!自分の分身としてしっかり仕事をするホームページづくりに必要な3つのヒント』
リウムスマイル!代表の穗口大悟氏にご登壇いただきました。

協会会員向けに毎月開催しているJALOカレッジにもたびたび登壇頂き、ユーモアあふれる語り口で有益な情報を提供くださる穂口さん。
「自分の好きなことを仕事に入れ込むには?」を考える今回のプログラムは、ライフオーガナイザーたちも自分の発信力をさらに鍛えることを考える機会になったことと思います。

毎回、カンファレンス初日の夜には、交流会が開催されています。
全国のライフオーガナイザーからの投票で決定する、2023年に最も輝いていたライフオーガナイザーに贈られる「シャイニング☆スター賞」は、岐阜県在住の服部ひとみさんが受賞されました。

こちらは、当日会場参加されていたノミネート者の皆さん。全国各地のライフオーガナイザーから投票されるということは、それだけ活動が認知されている証。ノミネート者たちのこれからのさらなる活躍がとても楽しみです。
(左から:中村和美さん田宮絵理さん服部ひとみさん中矢くみこさん石橋まなみさん、高原。他にも佐藤美香さん竹内真理さん甲斐祐子さんがノミネートされました。)

明日は、2日目のプログラムをご紹介します。

(後編につづく)

2024年、あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?

心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。

日本ライフオーガナイザー協会代表理事 高原真由美
ブログ:JALO公式ブログ

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