「何を収納すべき?」ではなく、「何をしたい?」から考えるリビング収納計画

おはようございます。
ライフオーガナイザーの松林奈萌子です。

「リビングには何を収納すると機能的で使いやすいですか」と質問を受けることがあります。リビングの収納は、来客時や日常でリビングをどんな場として使用したいのかを考えると、答えが見つかりやすくなります。

家事・くつろぎ・趣味・交流など、あなたや家族は何をしたいですか?わが家のリビング収納計画を紹介します。

「何を収納すべき?」ではなく、「何をしたい?」から考えるリビング収納計画

■「ボードゲームをしたい」をかなえる大容量収納

来客時や家族交流の場として「ボードゲームをしたい」という希望がありました。そこでリビング収納には大容量の収納を設け、ボードゲームを入れています。

「何を収納すべき?」ではなく、「何をしたい?」から考えるリビング収納計画

トランプのような小さなものから人生ゲームのような大きなものまで、約50個がスムーズに入る容量で、ゲストも気軽に覗ける位置に設置。扉も誰もがスムーズに開閉できるものになっています。

■「映画鑑賞をしたい」「ダンス披露をしたい」をかなえるスクリーン天井収納

「大画面で映画鑑賞をしたい」という夫と息子の希望もありました。一方で、「リビングでなんとなくすぐにテレビをつけてしまう暮らし」はしたくなかったので、2階の夫のスペースにテレビは設置し、リビングにはイベント的にみんなで映画鑑賞やスポーツゲームができるように大型スクリーンを設置しました。

必要のないときは邪魔にならないように天井をくり抜き隠蔽収納をしています。

「何を収納すべき?」ではなく、「何をしたい?」から考えるリビング収納計画

スクリーンを天井収納にしたことで、「ダンスの練習や披露をしたい」という娘の希望もかなえることができました。テレビもスクリーンも常設されていないため何もない壁ができ、ダンスを撮影する際にすっきりしとした背景を用意することができます。

「何を収納すべき?」ではなく、「何をしたい?」から考えるリビング収納計画

■「読書や読み聞かせをしたい」をかなえるフラップ扉の書籍収納

ふだんの趣味の場として「子どもが自然に本を読みたくなるリビングにしたい」という希望もありました。絵本や児童書はカラフルで、そのまま並べておくとリビングのインテリアが損なわれてしまうことも気になっていたため、来客時には閉めておくことができて、ふだんは開けっぱなしでも邪魔にならないフラップ扉の書籍収納を設けました。

「何を収納すべき?」ではなく、「何をしたい?」から考えるリビング収納計画

背表紙を手前にしてすべて並べられるように、いちばん大きな絵本の高さと横幅から収納の高さと奥行きを決定しています。

「何を収納すべき?」ではなく、「何をしたい?」から考えるリビング収納計画

日常的に使うくつろぎの場であり、来客時には人の集まる交流の場になるリビング。来客の頻度や住む人の「◯◯をしたい」から逆算していくと、機能的で使いやすい収納ができます。テレビが当たり前のように主役となりがちなリビングですが、「リビング収納に何を入れるか」ではなく、「今どんな暮らしをしたいのか」とあらためて考えてみると、使い勝手の良いリビング収納ができます。

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心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。

ライフオーガナイザー 松林奈萌子
HP:子どもが帰りたい家は子どもが伸びる家「知的好奇心を育む片づけと仕組み作り」

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