おはようございます。
ライフオーガナイザーの梅野優子です。
「めんどうだなあ」と、やるべきことを後回しにしてしまうこと、ありませんか? それが積み重なると、よけいに大変になって、もっとやりたくなくなってしまいますよね。
かつてのわたしは、山積みの洗濯物をながめながら、そんな自分にうんざりしていました。
でも、「ズボラな性格だから仕方ない……」とあきらめるのはもったいないです。洗濯物の片づけ問題を例に、後回しにしてしまう3つの原因とその対策をご紹介します。
目次
■原因1「イメージ」。時間がかかるイメージは、実際に計ってみる
洗濯物をたたむのは好きではないので、すごく時間がかかって大変な“イメージ”がありました。そこで、実際どのぐらいかかるのかを測ってみると、なんと5分もかからず終了したのです。
うちは5人家族で、洗濯機を1日2回は回すため、1回分の量はそれほど多くありません。溜めなければ5分で終了するものを、大変な“イメージ”が先行し、後回しにして溜めて、わざわざ大変にしていました。
“イメージ”というあいまいなものに翻弄されてしまっていたのです。
■原因2「タイミング」。時間ができたらではなく、自分に合うタイミングを決める
「あとで時間ができたらやろう」と思ったまま忘れてしまい、洗濯物が山積みになってしまうのが、わたしのお決まりパターンでした。
そこで、「お風呂に入る前」「起床して歯みがきをする前」と片づけるタイミングを決めてみました。
わたしの場合は、ゆっくりと時間があるときよりも、次に何かをする予定があるときのほうが、リミットを意識してスムーズに動ける傾向があるので、このタイミングが合っていました。
■原因3 「収納」。めんどうなのは収納にハードルがあるから
洗濯物の片づけはたたむ→収納するという2ステップ(わが家は乾燥機使用で干さないので、取りこむ作業はありません)。たたむのに時間がかかるイメージに加えて、収納がめんどうで取りかかるのが億劫になっていました。
収納がめんどうなのは、収納するときに何かしらのハードルがあるからです。わたしの場合は、「ボックスを引き出す」というささいなアクションがネックになっていました。
それを省略するために、引き出さずに収納できるよう上部スペースに余裕を作ったり、たたんでそのまま棚に置くような収納に変え、ハードルを取り除きました。
思い込みのイメージだったり、タイミングだったり、収納のハードルだったりと、ささいな原因の積み重ねで、後回しグセが発生していました。「めんどうだな」と思ったときは、ズボラな自分を責めずに、客観的な原因探しに目を向けてみるのがおすすめです。
“後回しグセ対策”はこちらも参考に:
・「つい後回し…」が自然と習慣になった! 考えなくても行動できる3つのルール
・後回しになりがちな靴下・ハンカチ・下着は、枚数と買い替え時期を決めて楽ちん管理
・掃除の“後回し癖”にさようなら! ラクに続けられる掃除の工夫とは?
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ライフオーガナイザー 梅野優子
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