おはようございます。
ライフオーガナイザーで、無印良品の店舗スタッフとしても働いている小峯美保です。
子どもが中学受験のための塾に通いはじめて3カ月を過ぎた頃、想像以上にプリントが配布され、あっという間に山のように……。整理をどうしたらいいかと困ってしまいました。そこで、“100均のファイル”で、忘れもの防止にもなり、子どもが自らできる整理法を考えました。
■プリントの種類と枚数の多さに圧倒。整理も準備も追いつかない
塾通いをはじめて最初に戸惑ったのが、プリントの種類と枚数の多さでした。「宿題プリント」「確認テスト」、教科によっては、その「確認テスト」が何種類もあります。補助教材がプリントの場合もあり、紙・紙・紙!! とんでもない量にあたふた……。
うちの長男は小5からの入塾で、いきなり4教科分の教材とプリントに大混乱。「今日必要なものは入っているの?」と、プリント探しが続き、最初の3カ月で大変な状況になりました。
■教科ごとの色分けで“ざっくり収納”。忘れもの防止にも◎
塾の時間割は、平日なら1日にだいたい2教科。長期休みごとの講習会では、4教科すべてで必要な「テキスト」「サブテキスト」「ノート」「プリント」を持っていきます。
そこで、まずは“教科ごとにひとまとめにする”ことにしました。教科ごとすっぽりとまとめて入る100均「ダイソー」の「ジッパー付きファイル A4 白」で、教科ごとに束ねました。
さらに、簡単に見分けられるように、教科ごとに“色分け”。「社会=黄色」などと決め、塾のテキストやノートの配色をすべて共通にします。わが家の場合、「算数=青」「国語=赤(ピンク)」「理科=緑」としました。
ファイルに、それぞれの色の「ダイソー」の「ソフトネームキーフォルダー」を取りつけます。
ファイルの内側には、マスキングテープをクリアテープで貼り付けて、色を目立たせました。同じ4色が揃う「ダイソー」の「ロールふせん」が便利です。
透明なので外からも色が確認できます。
■自分で入れればOK、出せればOK!のざっくり管理に
塾通いのリュックの中は、教科ごとの「ジッパー付きファイル」がバラバラにならず整理整頓されています。
時間割に合わせて必要な教科ファイルだけをもって出かけ、帰宅後は、復習する教科ファイルひとつを机に出せば、たくさんの白いプリントが混ざり合うことが防げます。
持ち帰ったプリントは、教科ごとに色を貼った「無印良品」の「やわらかポリエチレンケース 大」に、子どもが自分で順番に入れていきます。「ファイルしなおす」や「必要なものを親がファイリングし、復習をサポート」も可能に。子どもができる“ざっくり収納法”だから、「できた!」から自信も生まれます。
中学受験の勉強は、ただ教科を学ぶだけではなくて、「準備する力」や「管理する力」を育てるプロセスでもあると思います。忘れものを防ぐ収納は、子どもが「できた」を積み重ねるためのサポート。まずは、この“入れられる・出せる=動かせる収納”の整えをおススメします。
子どもの受験期の整理に関する記事はこちらにも:
・初めての中学受験、どんな環境をつくりたい? 親としてできたこと、失敗したこと
・その環境で受験期のりきれる? 片づけ下手な受験生の学習環境整備に役立ったグッズ6つ
・大学受験シーズン! 今からでもやっておきたい部屋探しと引っ越し時に役立つ内見ポイント
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ライフオーガナイザー 小峯美保
HP : 整うしくみ研究室 / atelier Hygge