掃除ができない自分を責めないで!ラクにやる気スイッチを押すコツ

こんばんは。
ライフオーガナイザーのふるさとあいこです。

「掃除しなきゃいけないけどやる気が出ない……」。そんな自分のことを責めてしまうことはありませんか?

やる気が出ないのには、理由があります。心理学の視点から、自分を動かすためのコツをご紹介します。

■どうして掃除をする気が起きないのか?

掃除は多くの場合、「楽しいからやる」のではなく「やらないと困るからやる」ことです。心理学の『自己決定理論(Self-Determination Theory)』では、この「楽しさ」のことを『内発的動機』と呼びます。自らやりたい!と思う動機が湧いてくることを指します。

掃除は、その内発的動機が弱いんですね。内発的動機が弱いことは、感情や気分に行動が依存しやすく、「なんだか気分が乗らないな」というときは「掃除をしない」という行動になりやすいのです。

さらに、掃除などの家事は終わりが見えにくく、すぐに成果を感じにくいので、やる気そのものが起きにくく先延ばししやすい人が多いです。

「なんでやる気が起きないんだろう」と責める気持ちが湧くのも自然なことですが、実は人の心の動きとして掃除にやる気が起きないのはとても自然なことなのです。

掃除ができない自分を責めないで!ラクにやる気スイッチを押すコツ

■自分の外に”きっかけ”を用意すると動ける自分になる

では、どうしたら掃除をする気が出ないときに動ける自分になるのか。ポイントは、自分の内側から湧いてくる気持ち『内発的動機』に頼るのではなく、自分の外にあるきっかけで動くという『条件』での行動に変えることです。

掃除ができない自分を責めないで!ラクにやる気スイッチを押すコツ

わが家では、燃えるゴミの日の前日に掃除をします。「明日は燃えるゴミの日」というきっかけが決まっていれば、掃除を「やる/やらない」の判断を自分でする必要がありません。「決める」ことは、実はとても負担の大きい行動です。なので、きっかけがあることで、自分で決める負担を軽くしてくれるんですね。

このように、「〇〇のときは□□する」と条件を作ることで、心理的ハードルが下がります。心理的ハードルが低くなると行動に移しやすくなり、自然とやる気スイッチが入りやすくなります。

■「掃除をするきっかけ」に使える3つの事例

上記の「〇〇のときは□□する」という条件に当てはめて、わが家で実際に利用している掃除をするきっかけを3つご紹介します。

・食料品買い出しの前に冷蔵庫の中の消費期限切れのものを捨てる
わが家では週末に1週間分の食料品をまとめ買いします。その前に冷蔵庫の中にあるものをチェックし、1週間分の献立を決めます。消費期限切れのものがあれば、ついでに廃棄しています。

・来客予定の前は玄関とトイレの掃除をする
友人や遠方の家族が自宅に遊びにくる際は、その前に玄関とトイレの掃除をします。「お客様が来るのだから」とおもてなしの気持ちで進んで掃除をすることができます。自分のための掃除より「遊びにくる友人や家族のための掃除」のほうが、より強い動機で動けると感じています。

・燃えるゴミの日の前日は、うさぎのゲージを掃除する
わが家の地域の燃えるゴミの日は週に2日あります。前日にひとまず目につくゴミを集め、うさぎのゲージを掃除するのが、多過ぎず少な過ぎずでちょうどいいペースになっています。余裕があれば床を拭いたり、排水溝のゴミを取り除いたり、「ついでだから」とやる気が継続して掃除できることもあります。

掃除ができない自分を責めないで!ラクにやる気スイッチを押すコツ

掃除ができない自分を責めそうになったときは、心理学的にも「そういうものだから」と思い出して、外に動機を作ってやる気スイッチを押しています。自分の心を理解して優しく扱うことで、自分に優しい暮らしを実践しています。

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