おはようございます。
ライフオーガナイザー会田麻実子です。
子どもが作った作品や絵は、親にとっては大切な宝物。保管しておくのもいいけれど、できるだけ飾ってあげたいですよね。そうは言っても、すべてを飾るというわけにもいきません。
今日は、「頑張り過ぎてもいないけれど、手を抜いてもいない暮らし」が編集チームでも大評判だった神奈川県鎌倉市在住のマスターライフオーガナイザー住江直美さんに、お子さんが作ったさまざまな作品を暮らしの中で楽しむアイデアを教えてもらいました。
■アイデア1:インテリアや暮らしの道具として活用
家の中でいちばん大事なものは、洋服でもなく、コレクションしているアーティストのコンサートグッズでもなく、家族の写真や子どもの作品などの思い出の品だという住江さん。けれど、「大事に大事に汚れないようにしまっておくより、家族や遊びに来た友人の目にも触れるようにしたいから」と、お子さんの作品を玄関やリビングでインテリアグッズの一つとして飾ったり、暮らしの道具として使ったりと活用しています。
「不格好な野焼きの器もガタガタに刺繍されたフキンも、インテリアとして楽しんでいます。いつ見ても、かわいくて癒されます」(住江さん)。
■アイデア2:子どもの作品も季節ごとに衣替え
一度飾ると、同じものを飾りっぱなしにしてしまいがちな子どもの作品ですが、季節感のある作品も実は多くありますよね。そこで住江さんは、洋服と同じように季節ごとに“作品の衣替え”をして、季節にあった作品を飾って楽しんでいます。
この習慣が始まったのは2年ほど前のこと。飾ってある作品を眺めていたらお子さんから「その絵好きだよね?」と言われ、他にも好きな絵がたくさんあると気づいたことがきっかけだったそう。
「これからの季節はあじさいが良いかなとか、お花のきれいな季節だから、キレイな色の作品も元気がでるかなと選びながら、昔のかわいい作品を見返して、懐かしく思う時間もわたしにとってとても良い時間です」(住江さん)。
■アイデア3:絵には、「枠」をつけてギャラリー化
住江家では、お子さんの絵を飾るときは、額装するというのがルール。その理由は、額に入れて「枠」を作ると、作品がギャラリーに飾ってあるように輝いて見えるから。
「ちょっとしたいたずら書きのようなものでも、写真立てなどに入れるだけで、不思議と立派な作品に見えるんです。額縁に限らず、コルクボードに貼ったり、マスキングテープで貼る場所を囲ったりして“枠”にするのも良いと思います」(住江さん)。
マスキングテープや画びょうを使って壁に貼る方法だと、「周りにどんどん作品が増えてしまって、あっという間に作品だらけ。気づけば主役不在の雑然としたスペースに」というのはよく聞くお悩みの一つ。「枠」を作るだけでいいなんてすぐに取り入れられそうですね。
佐藤美香さん宅でも、画用紙の上に作品を貼ったり、スペースを決めたりと、「枠」の効果を活用していました:
・こっそり捨てるのはNG! 子どもの作品は“場所を決めてディスプレイ”で解決
■大切なものを生かす仕組みづくり
大切なものだからこそ飾り、さまざまな作品を楽しめるように「作品の衣替え」をし、一つ一つの良さを際立たせるために枠をつける。住江邸には、家の中にあるものでいちばん大切な思い出の品を、生かす仕組みがありました。
つい先日も、住江邸では「作品の衣替え」をしたそう。休日だったこともあり、ご主人やお子さんたちも集まってきて、作品だけでなく、お便り手帳や成績表などの思い出グッズも見ながら、家族でワイワイガヤガヤと楽しい時間を過ごしたそうですよ。
あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
マスターライフオーガナイザー 住江直美
写真:住江直美(2、3枚目)、会田麻実子(1、4枚目)
編集:会田麻実子
住江邸をご紹介した過去記事はこちら:
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