おはようございます。
ライフオーガナイザー国分典子です。

前編に続き独立した子どものスペースを物置きしない2つのコツと、完成した私のスペースをご紹介します。

前編はこちら：
＞＞独立した子どものスペース、“魔法の物置き”にしないための工夫（前編）

■コツ1　いつまでに片づけるかを決める

いつか時間ができたら……
時間があるときに……
とついつい先延ばしにしてしまいがち。その理由は、片づけなくても命を奪われるほど、重大な危険性がないからです。

でも、よーーーーーく考えてみてください。命が奪われなくても、毎日見る風景にストレスを感じていると、メンタル面がじわじわとダメージが……

「塵も積もれば山となる」と言われるように、
・早く片づけなければ、という焦り
・散らかっていて嫌だな、という不快感
など、日々の小さなストレスは、どんどん雪だるま式に膨れ上がり、部屋を見るたびにため息をこぼしてしまうかもしれません。

決して脅すつもりはありませんが、いつまでにやるかを決めておかないと、おそらく片づけをしないまま放置されてしまうことでしょう。期限さえ決めておけば、集中して取り組めること、間違いなしです。

わが家の場合、娘の帰郷に合わせてゴールデンワィークの前半まで、と期限を決め作業を行っていきました。

まずは、要不要を仕分ける。

続いて、モノを収めていく。

丸見えなので、目隠し用の布を押しピンで留めてセット。

約5時間（休憩含む）でここまで終了しました。

■コツ2　使用目的を明確にする

1．空いたスペースを有効に使いたい
2．たまに帰宅する子どもたちに居心地の良さを感じてほしい

これは、前編でご紹介した私の希望です。まだまだざっくりとして大まかすぎるので、ぎゅっと目的を絞っていくことがポイントです。

ぎゅっと絞った目的がこの2点。

1．私のワークスペースにする
2．子どもの帰郷時のスペースにする

最低限必要になる仕事用デスクを購入し、余った棚をひとつだけ置きました。

約6畳の残ったスペースは、子どもの帰郷時にゆっくり過ごせるように、わざと何も置いていません。着替えたり、お布団を敷いたり、のんびり一人時間を過ごしたりと、自分の部屋として自由に使えるようしつらえています。

また、私がスペースに愛着が持てるように観葉植物を飾っています。

こうして自分の大好きなスペースへと、変身しました。

使用目的があいまいだと、ついつい空いている空間に不要なモノやあまり使わないモノを入れてしまいがちです。その行為こそ、魔法の物置きになってしまうきっかけ！

物置きにならないように、その部屋で誰が何をするかをハッキリさせておきましょう。

■さて効果はいかに？

ゴールデンウィークに帰郷した息子の感想
「うわ～広くなった！気持ちいいな～！」
やった～！気に入ってくれたようです。

毎日窓を開け、観葉植物の水やりをするために入る私の感想
「気持ちよく仕事ができるな～。子どもたち、いつでも帰って来て。お部屋を準備して待ってます！」
と、思わずにんまりできるスペースになりました。

■時間・労力・空間は有限です

いつか時間ができたら、きっと他にやりたいことをしたくなるに違いありません。
なんとなく空いているスペースがあると、ついついモノを置きたくなるに違いありません。

時間・労力・空間は無限ではなく有限なのです。どう投資するかによって、暮らしの質を上げることも下げることもできるのです。モノのためのスペースにするのか、人のためのスペースにするのかは、自分次第。

無限ではないモノ・コトを大切に育み、不要なモノが詰め込まれる“魔法の物置き化”を断固阻止していきましょう。

【合計作業時間及び合計費用】

■作業時間

仕分け 2時間
収納 1時間
壁・床・窓そうじ 1時間
カーテン縫製（3か所） 2時間
合計 7時間

■費用

大型ゴミ処分費用 2,400円
「バンカーズボックス」3個セット 1,840円×3個＝5,520円
デスク 2,499円
イス 3,640円
ミニ観葉植物 199円×3個＝597円
鉢カバー 149円×3個＝447円
カーテン 1,999円
ふた付ボックス 499円×2個＝998円
その他、持っていた備品など 0円
母の愛 プライスレス
合計 18,100円

あなたは生み出された時間で何をしますか？
何をしたいですか？

心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。

ライフオーガナイザー国分典子
ブログ：ライフオーガナイザー・メンタルオーガナイザー国分典子が伝えるココロが軽くなる整理術