おはようございます。
ライフオーガナイザーの原田ひろみです。
みなさんは時短家電に関心はありますか?
掃除の時短になるからいつか欲しいなぁ……と思っていたロボット掃除機。ちょうど「アイロボット社」の「床拭きロボット ブラーバジェット240」のモニター募集を見つけ、応募したところ、なんと当選したんです!
とても喜びましたが、そもそもすぐに買う予定もなかったため、ロボット掃除機のメーカーや種類、機能の違いなどの知識がほとんどありませんでした。どんなことができるのか知らなかった「ブラーバジェット」を使ってみて、気づいたこと、暮らしがラクになったことについてご紹介します。
目次
■「床拭きロボット ブラーバジェット240」でできることは?
水を吹きかけながら自動で床の水拭きをしてくれるので、掃除後は床のザラザラ感がなくなりきれいになります。水拭きだけでなく、から拭きもできるのは驚きました。掃除機のようにホコリやゴミを吸い取る「ルンバ」のような効果があるの?! と期待しましたが、ホコリや髪の毛を専用パッドにからめ取っていく方法なので、クイックルワイパーで床を拭く感覚です。
専用パッドは3種類あり、目的に応じて選ぶことができます。
上(オレンジ) 水拭き:日常の汚れ用(ホコリ・汚れに強い)
中(ブルー) 水拭き:念入りに3回拭き(汚れ・しみに強い)
下(ホワイト) から拭き用(ホコリ・髪の毛・汚れに強い)
本体、充電器と一緒に3種類の使い捨てタイプのパッドが、それぞれ2枚ずつついていました。
■ラクになったこと① ~気が重い水拭き掃除からの解放~
使い始めていちばんラクになったのは、気が重かった水拭き掃除から解放されたこと。
小学生男児がいるわが家の悩みは玄関の汚れでした。学校や外でめいっぱい遊んで帰宅した子どもの足は、汗をかき、靴下も汚れているため、常に玄関や廊下には子供の足型が…。
拭いてもすぐに汚れることが気になりながらも、面倒に感じる水拭き掃除ができず見て見ぬふり。「やってしまえばすくなのはわかっているけど、気が重くてできない…」、そんなストレスから解放されました!他の用事をしながらブラーバジェットを水拭きモードでスタートすれば15分ほどで終了。たった15分でも水拭き掃除から解放されたことは私にとって大きかったです。
■ラクになったこと② ~掃除がしにくい寝室の掃除を手放せた~
予想以上に「ブラーバジェット」の効果を感じたのが、から拭きモードでの寝室の掃除です。8畳の寝室にシングルベッド2つ、子ども用のベッド1つを並べているわが家は、壁からベッドまでの幅が30cmほどしかなく狭いため、ベッド下に掃除機が入りにくく、毎回不便を感じながら掃除をしていたんです。
しゃがみ込んで掃除機をかけても、結局奥まで届かなかったのが、「ブラーバジェット」は10cmほどの高さがあれば、入り込んで掃除ができるため、私が掃除をするよりきれいな仕上がりに(笑)。
今では寝室と2階部屋の掃除は、「ブラーバジェット」にすべて任せています。おかげで掃除の時間がぐっと短くなりました。
■障害物が多いリビングダイニングは不向き?
「ブラーバジェット」はダイニングテーブルやカーペットなどの障害物や床の形状を確認しながら拭き掃除をしてくれるハイテク機能のため、毎日過ごす時間が長いリビングダイニングの掃除もラクになる、と期待していました。事前にダイニングの椅子を上にあげたり、掃除がしやすいようにしましたが、障害物があると方向転換が多くなり、一部を見逃したり、たまにカーペットの段差を感知できず乗り上げることも……。
許容範囲ですが、15畳の広さのリビングの掃除1時間30分ほどかかりました。
外出中であれば問題ありませんが、在宅中だといつまでも終わらないのが逆に気になったり、結局カーペットの上の掃除もしないといけないと思うと、自分でサッとコードレス掃除機で掃除をする方が早く感じてしまい、リビングダイニングでの出番が少なくなってしまいました。広いエリアなら分けて掃除ができる「マッピングモード」という機能もあるようですが、あまり活用できていないのが現状です。
■充電時間と専用パッドにかかる費用は?
最初に充電して思ったことは、「充電時間が意外にかかるんだ!」ということ。充電時間は1時間半~2時間かかりました。
てっきり「ルンバ」のように終わったら自動で充電機に戻りチャージしてくれるものと思っていましたが、「ブラーバジェット」はバッテリーを取り外して、充電する必要があります。「今すぐ使いたい!」というときにバッテリー切れにならないためにも、常にバッテリーの残量を意識して、こまめに充電しています。充電の残量はスマホに専用アプリを入れていないとわからないので、アプリを使っていない最初のときは、何回も途中で充電切れで終わっていることも。
また、掃除をするときは、必ず専用パッドが必要なため、使い捨てタイプならどれぐらいのコストがかかるんだろうと気になりました。使い捨てのタイプは、どのクリーニングパッドもそれぞれ10枚950円(1枚当たり95円)。パッドは別で洗濯可能なものもあります。洗って使えるものは、3種類セットで4320円。(1枚当たり 1,440円)。50回は使えるようなので、換算すると1回約29円です。洗えるものの方が断然安いですが、使い捨てタイプには専用洗剤が含まれているので、よりきれいになるようです。
結局、わが家では「使い捨てタイプ」と「洗濯可能なタイプ」を併用して、ふだんは洗濯可能なもの(洗剤が入っていないもの)を使い、定期的に洗剤の入った使い捨てパッドで念入りに!といった使い方に落ち着きました。やはり継続して使うものなのでコスト面も気になるところです。
「ブラーバジェット240」を使ってみて、わが家は水拭き掃除の負担やストレスから解放されたことはとても良かったですが、生活形態(フローリングが多い? カーペットが多い?)で向き不向きがあること、時短家電に何を求めるのか?(毎日の掃除機がけの負担を減らしたい? 水拭き掃除の負担を減らしたい?)など、「あれば便利!」の前に、まずは目的をしっかり考えてから選ぶ必要があるものだと感じました。
あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
ライフオーガナイザー 原田ひろみ
ブログ:クローゼットの片づけからはじめる快適な暮らし