おはようございます。
ライフオーガナイザーの秋山陽子です。
みなさんの家では、「なぜか靴下の片方だけがなくなる事件」は起こらないですか? 不思議なんですが、わが家はたまに起こります(笑)。そんな“靴下あるある”を解決するために、岡山県岡山市在住のライフオーガナイザーの西後真湖実さんは、専用のボックスを作っているのだとか。ボックスの活用法について聞いてみました。
■片方が行方不明中の靴下にも収納場所を作ろう
ご主人、小学生2人のお子さんと4人暮らしの西後さん。毎日の洗濯物は、リビングで畳んでいます。そのリビングにある収納棚の中には、「1(ワン)SOCK」と名付けたボックスを置いています。
そう、洗濯物を畳んでいるときにたまに出てくる片方だけの靴下は、このボックスにポイッと入れておきます。「1SOCK」ボックスは、靴下の迷子センターなのです。
以前は、各自の靴下を収納しているスペースの隅に一緒に収めていたそうですが、いつの間にか他の靴下と混ざり、揃っている靴下が身支度のときにサッと取り出せない!さらに、行方不明だった靴下が出てきたときにも、探す手間がストレスになっていたのだそう。
これが、1カ所に集約したことで、行方不明中の相方の靴下もすぐに見つかるようになったそうです。
■回復にすぐに取りかかることができるセット収納
この「1 SOCK」ボックスには、他にも、こんな靴下を入れているそうです。
●穴が開いて縫わなければいけないもの
●毛玉をとった方が良いもの
●摩耗で片方処分した靴下
「1SOCK」ボックスは、言わば“靴下の回復ボックス”。ボックスの中には、毛玉取りと裁縫道具もセットしています。なるほど!!縫うのも毛玉取りもサッと取りかかれるわけですね。
■たまった靴下は、週に1度だけ4つに分けて処理!
このボックスは、1週間に1度だけ中身を見直し。全部出して4つに分けるのだそうです。
①行方不明の相方が見つかったもの(事件解決)
②穴あき修理・手入れするもの
③まだ行方不明中のもの
④もう手放すもの(掃除道具に)
分ける作業は、たったの1分。①の相方が見つかって揃った靴下、②の手入れ後で履けるようになった靴下は各自の引き出しへ。③はボックスに戻す。④は次の日の掃除行き。10分もあればすべて完了するそうです。しっかり、見直しルールもありました。
■長く使える工夫「同じ靴下セット買い」!
「最近は、靴下の買い方を変えました」と西後さん。実は、穴が開くのは、ほぼほぼ片方だけ。そこで、以前は、違う種類の靴下を買っていましたが、今は同じ靴下を2セット以上買うようにしているのだとか。片方がダメになってもボックスで待機していれば、いつか相方がやってくる(笑)。「捨てるしかない」と思っていたモヤモヤが、いまは解消できているそうです。
本当に不思議ですが、なくなる片方靴下(笑)。西後さんのように、事件解決ボックスを作っておけば、すぐに履けるものと履けないものは分けることができます。迷い靴下も早く見つけることができそうですね。
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ライフオーガナイザー 西後真湖実
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編集:秋山陽子