おはようございます。
ライフオーガナイザーで現役会社員でもある手塚千聡です。
子どもの作品整理は難しいですよね。形やサイズはまちまちだし、処分もしにくいもの。今日は難しいと感じていたポイント別に、わが家の解決法をご紹介します。
■形やサイズがまちまちで、収まりが悪い→スペースを最適化
置き場所を決めていなかったり、スペースが小さすぎたりしていた頃は、片づけにくかった作品類。わが家ではリビング収納にスペースを作って以来、散らかりにくくなりました。
収納スペースには、「IKEA」の奥行き55㎝の「SKUBB」を一人1個使用しています。子どもちが持ち帰って飾り終わったら、何も考えずにここに入れるだけ。年度末の今は満タンですが、ちょうど1年分くらい入ります。
大きな絵はきれいなまま保管したいので、四つ切画用紙用の大型のクリアファイル「セキセイ」の「アルタートホルダーART-85H」を使っています。
ポイントは、思っている以上に“大きな収納スペースを作る”こと。スペースが小さすぎてあふれているだけの場合も、案外多いもの。これからスペースを作ろうとする方は、家の中にある作品類を集めて、サイズ感を確認してみてくださいね。
紙用の収納用品よりはむしろ衣装ケースくらいサイズの大きいものがおすすめです。ライター中矢は「無印良品」の衣装ケースを使っているのだそう。こちらも参考にしてみてくださいね。
>>>子どもの作品はざっくり収納!「無印良品」と「IKEA」のダブル使いで作品整理は年に1回だけ!
■どれもこれも捨てられない→一時置きで寝かす。基準を決める
小さな子どもは何でも取っておきたがるし(笑)、親としても持ち帰って早々の作品を捨てるのもしのびない。だったら「いつまでどれを取っておいたらいいの?」と悩みますよね。
わが家の場合、“まず飾って、一時置きスペースで寝かす”ことで、判断のハードルが随分下がりました。
飾るのは、キッズスペースの壁です。持ち帰るとすぐに、棚の上に置いたり壁にひっかけたりして飾ります。自立しないものもクリップにはさんで、有孔ボードのフックにひっかけるだけ。飾るのが億劫にならないのも、置きっぱなしにならないポイントです。
飾りながら親子で作品の話をしたり、来客時に思いがけず褒めてもらったりもあって、子どもたちの気持ちも満たされているようです。
その後、リビング収納の一時置きスペースに置いて、原則1年間は捨てません。ちょうど今頃の年度末に、作品の中から「保存版」に移すもの、処分するものを分類します。
わが家の子どもたちの場合、多くを「処分する」のほうに分けます。もらってきたときは、捨てるなんて考えられない様子ですが、寝かしておくと処分へのハードルがかなり下がるよう。
残りは親が残したいかどうか。私の場合は「好きか(飾りたいか)」「大きくなった子どもに見せたいか」を基準にしています。
思い出関連の保存スペースにも限りがあるので、すべては置いておけません。ただ、大きな絵の数は幼稚園や小学校がピークと聞きますし、ファイルに入れておくとかさばらないので、数を増やしてでも残そうと思っています。
残す基準は人それぞれ。「子どもと将来、見返したときに笑えるかどうかで判断してるよ」という知人も。一度自分なりの基準を決めて書き留めておくと、迷いも減り、おすすめです。
立体作品の保存には、クローゼットの枕棚にサイズぴったりの「IKEA」の奥行き34㎝の「SKUBB」に2人分を入れています。
書斎のウォークインクローゼットの枕棚上が思い出関連の収納スペース。まだ上部スペースに余裕があるので、今後残したいものが増えたらラックなどを入れて、収納量をアップしたいと考えています。
■飾りたいけどごちゃごちゃはイヤ→飾る場所、活用法を増やす
作品を飾れるスペースは狭いから数を取っておけない、ということもあるかもしれません。子どもの作品はカラフルで、奇抜なものも多いので、あまり飾りすぎるとインテリアがちぐはぐになってしまうのも難しいところです。
わが家の飾るスペースは、キッズスペースからは目立つものの、リビングダイニングの大人がくつろぐスペースからは死角となる場所。クリスマスシーズンなどは作品でいっぱいになりますが、意外と気にならないのです。こんな壁やコーナーがあればぜひ活用してみてください。
ほかには毎日開け閉めするような扉の裏もおすすめです。キッチンの電子レンジなどをしまっている扉裏には、息子が描いた奇抜な「きのこ」を給食の献立表と一緒にフックにかけています。息子はいらないとのことでしたが、なんだか捨てづらく…。今では細かい文字だけの献立表にも目を留められる、いいアイキャッチになっています。
最近では、洗面所の壁に娘が描いた兄の絵を貼りました。歯が印象的で、歯をしっかり磨こうねというメッセージにもなるような気がして。こちらも娘はいらないとのことでしたが、見ているとパワーをもらえるようで残しました。
貼り付けに使ったのは「ブルタック」という粘着剤。貼るのもはずすのも簡単でおすすめです。ライター吉川のこちらの記事に詳しいのでぜひご一読ください。
>>>新築にも賃貸にもおススメ! 壁に穴をあけないでお便りを貼れるお助けアイテム
どちらも元々はいろいろなものがくっついていた工作の一部。そのままだと飾りにくいし、ごちゃごちゃするので、好きなところだけ切り取って使っています。この方法、活用の幅を広げてくれるのでおすすめですよ。
他にも、毎日見るスケジュール帳に貼ったり、似顔絵をラベル代わりに使ったり、活用方法は意外にあるもの。
子どもたちのパワフルで温かみのある作品、ぜひ今の暮らしにも取り入れて活用してみてくださいね。
子どもの作品収納のアイデアは:
・工作好きのお子様がいる家必須!“工作ボックス”と“作品ボックス”2つセットで散らかり知らず
・子どもの作品をスッキリ飾って楽しみたいあなたに! 作品にも衣替え制度を導入しよう
あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
ライフオーガナイザー 手塚千聡
ブログ : 不機嫌にならない暮らし~会社員ワーママの、ラクしてシェアして、時間を生み出す暮らし術~