おはようございます。
ライフオーガナイザーの会田麻実子です。
新型コロナウィルスから家族を守るため、家族がスーパーやコンビニにランチを買いに行く回数を減らせるようにお弁当づくりを始めた方も多いのではないでしょうか。
広島県在住のライフオーガナイザー、井手本亜希さんもその一人。お弁当づくりといえば早起き必須のイメージですが、井手本さんは朝早く起きるのが苦手で、起きてもさっと動けないタイプといいます。けれど、ブログにアップされるお弁当は、なんだかとってもおいしそう。
「ゆる〜くやることで続いているのですが、ちゃんとやっている風に見えるらしいんです」という井手本さんに、お弁当づくりで心がけていることを伺いました。
■彩・鮮・華を意識して、見た目からおいしく
子どもの好きな食べ物をそのままお弁当に詰めると、唐揚げにハンバーグ…と一面茶色になってしまいがち。井手本さんが特に気を付けているのが、おいしそうに見えることです。「彩りを考えながら、赤・緑・黄をバランス良く入れるようにしています。その3色が鮮やかだと、さらにおいしそうに見えると思います」。
緑色のおかずがないときに、井手本さんがよく使うのがレタス。中でもプリーツレタスやフリルレタスのように縁がヒラヒラしていて色が濃い、なるべく華やかなレタスがオススメだそう。確かに存在感が違いますね!
■仕切りやカップを使わず、おかずをキュッと詰める
さらに、仕切りやカップを使わず、おかずをキュッと詰めるのも井手本さんのこだわりの一つ。詰め方のポイントは、大きいおかずを詰めた後、隙間に彩りを考えながら小さいおかずを詰めること。
たとえば下の写真のお弁当なら、「おむすび→レタス→唐揚げ→ゆで卵→じゃがいも→アスパラ→オレンジ」の順に詰めるそう。味が移りやすいものが隣り合ってしまうなど、どうしてもというときは、クッキングペーパーを使います。
「仕切りを使うのが苦手とおせち作りで気づいて、日々のお弁当も仕切りなし・カップなしにしています。キュッと詰めてあるとご家族にもおいしそうと言われることが多いんですよ」。
おかずが隙間なく入っているお弁当って、確かに魅力的ですよね。しかも、この方法なら使い捨ての仕切りの在庫を持ったり、洗ったり乾かしたりの手間も減って一石二鳥です。
■朝作るのは一品でOK!肩の力を抜く
3つめのコツは、肩の力を抜くこと。井手本さんは前日のおかずを積極的に取り分けておき、朝は一品程度作るのみにしています。下の写真のお弁当も、朝作ったのはアスパラの肉巻きのみ。「無理せず続けるには、ゆるく肩の力を抜くのが大切」と考えています。
そのために
「アレンジしやすい、冷凍揚げなすを常備する」
「卵焼きは、まとめて作って冷凍保存する」
「週に一度は、のっけ丼弁当で簡単に済ませる」
「天むすなら、おかずは少なくてもOK」
といったマイルールも決めています。
どれも小さな発想ですが、忙しい朝には効果てきめん。年に一度の遠足や運動会だけならいざ知らず、毎日お弁当を作り続けるとなると、こういうルールづくりも重要ですね。
エディター白石も卵焼きは冷凍派でした。
>>>お弁当の定番おかずは“冷凍保存”。卵焼きも冷凍OK!
今回井手本さんにお話を伺って、お弁当づくりは無理なく続けていけるやり方で、それでいておいしそうに見えたら充分なのだと感じました。これまで「無駄に時間をかけていた」私のお弁当づくりも、これを機に見直したいと思います!
お弁当作りについての工夫はこちらにも:
・もう迷わない!数を決めて、お弁当作りの「めんどくさい」を解消
・お弁当にたくさんのおかずは必要? おかず込みだからラクちんお手軽主食のすすめ
・もう悩まない!「ありもの」でつくる時短弁当づくりの3つのコツ
あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
ライフオーガナイザー 井手本亜希
Blog : くらしをととのえる
編集:会田麻実子