おはようございます。
ライフオーガナイザーの秋山陽子です。
「毎日の家事をどうやったら最小限の労力で、キレイを持続できるのかを考えています」と話すのは、岡山県在住のライフオーガナイザーの日名由香さん。
お風呂掃除も、キレイをキープするためのポイントから考え、設備や収納アイテムを選ぶといった徹底ぶり。日名さん流の楽にキレイを維持できるポイントを教えてもらいました。
■カビがはえやすいお風呂グッズは吊り下げがベスト
1つめのポイントは、湿気対策。「お風呂は湿気が溜まりやすいので、換気しやすい環境にしています」と日名さん。カビのはえやすいお風呂グッズは、今使っているものだけにし、徹底して吊り下げ収納にしています。
ソープ類は、サビにくいセリアの「ステンレスハンギングピンチ」を使って、挟んで吊り下げています。
長さのある掃除道具だけは、身体が当たると床に落ちることもあるので、ダイソーの「クリップフック」を使っています。クリップで固定されていれば、ブラブラすることもなく、床に落ちることもないそう。
こうしてみると、まさに「絶賛使用中」のものだけを選び、換気を考えて収納場所と方法を決めています。これが、楽にキレイを維持にできるポイントかもしれませんね。
■キレイを維持するためのコスパから考えた設備投資
さらに、昨年家を新築した際にも設備を念入りにチェック。収納棚は、標準仕様のものがプラスチックで水が溜まりそうだったので、有料のオプションを使い、ステンレスで水が抜けるものに変更。お風呂全体の壁も水が残りにくい全面鏡面仕上げに変えたのだとか。
逆にカウンターは、レスオプションでなくしたそう。掃除が大変になりそうなものは初めから取りつけず、毎日やることで楽にできることは、お金をかけてでも変更する。
新築やリフォームするときは、設備からも生活習慣からも、換気と湿気対策をしっかり考えておくことは、長く楽にキレイを維持できるポイントになりそうですね。
■ボトル底のヌルヌルはアイテム選びで解決
2つめのポイントは、ボトル底のヌメリ防止。日名さんは、詰め替えもラクにできる花王の「スマートホルダー」を愛用しています。詰め替えることもなく、セットするだけで使うことができるのだとか。なるほど!はめ込みスタイルになっているのですね。
水がかかっても抜ける仕組みになっているので、ボトル底がヌルヌルすることはないそう。
表にして置いておくと、ボトルタイプの容器と見劣りしないのには驚きました。
■油断大敵の石けんカスは、身体を洗うときについで洗い
3つめのポイントは、石けんカスを残さないこと。お風呂の床に蓄積されると落としにくい石けんカスは、100均の洗剤が入れられるブラシを使って掃除をしています。
身体を洗った後のついでに1~2分ブラシをかけるだけ。このブラシだけは、床を磨く掃除道具なので、他のものと一緒に吊り下げるには少し抵抗があるのだとか。唯一床の端が置き場所になっているものですが、カビもヌメリも今のところ問題ないそう。
あとは、身体を拭いたあと、壁全体にお湯と水のシャワーをかけて、飛び散っていると思われる石けんカスを洗い流します。最後に、使用済みのタオルで鏡の水滴を拭き上げるだけ。この一手間でキレイをキープできているそう。
そんな日名さんですが、新築時の設備で1つ後悔していることがあると言います。それは、「鏡をつけなければよかった」。
「えっ、鏡はお風呂場にはあるものでしょう?」と、びっくりした私ですが、「うちは鏡を使わないのです。お風呂は、洗うだけの場所でよかったんですよ」と日名さん。もう一度わが家のお風呂場のものを一つ一つ見直したくなりました。
「なんとなく置いているものはないか」「なくても良いものもあるかも?」。はい、1年に数回しか帰省しない子どもたちが使うものを洗面台下へ移動。収納棚を2つ取っ払うことができると掃除も楽になりました(笑)。
日名さんのように「どうしたい?」から考えて、ものを選び、置くことは大切なことですね。
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ライフオーガナイザー 日名由香
ブログ : 田舎でスマイルライフ 楽に楽しく暮らす仕組みづくり