空き部屋の物置化問題は、“いつか使うかもしれない部屋”を“いま使う”で解決!

おはようございます。
ライフオーガナイザーの梅野優子です。

リビングとは違い、個室はさまざまな使い方ができますよね。とはいえ、「寝室」や「子ども部屋」以外にはたいして使い道が思い浮かばないし、使わないうちに物置化してしまっている……というご家庭も多いのではないでしょうか?

かくいうわが家も例外ではなく、長男の介護のため寝室も1階にしているし、他の子どもたちもリビング学習派だったので、生活のほとんどが戸建ての1階で完結する暮らし。気がつけば、2階にある個室3つのうち2つは、行き場のないものたちの物置部屋と化していました……。

物置部屋①before
空き部屋の物置化問題は“いつか使うかもしれない部屋”を“いま使う”で解決!

「使う目的がない部屋とは、こんなに荒れるものなのか……」と愕然とし、部屋を活用していくことを決心。そんなわが家の、個室の使い方の変化をご紹介します。

■Before・夫の自宅事務所+物置部屋①+物置部屋②

以前の夫は個人で会社をしていたため、2階の1部屋は自宅事務所として使っていました。

空き部屋の物置化問題は“いつか使うかもしれない部屋”を“いま使う”で解決!

ところが、あとの2部屋は、「いつか子どもたちが使うかな?」と思い、使わずに放置していたところ、いつのまにか、要らないものを放り込むただの物置部屋となっていました。

【物置部屋②】
空き部屋の物置化問題は“いつか使うかもしれない部屋”を“いま使う”で解決!

物置化していく部屋に危機感を感じ、その時々で、目的に応じて部屋を変更する“いま使う部屋”にすることにしました。

■After・物置部屋①→来客部屋→趣味部屋

2階いちばん奥の物置部屋①は、遠方の義理の両親が泊まったり、ホームステイの子どもを受け入れるときなどに使えるように、来客部屋にすることにしました。目的ができると、整理も進むものですね。進入さえ困難だったモノにあふれた物置部屋が、宿泊できる空間に変わりました。

空き部屋の物置化問題は“いつか使うかもしれない部屋”を“いま使う”で解決!

その後、世の中が外出自粛モードになり、来客自体がなくなったので、長年使っていたベッドを処分して、わたしの趣味部屋にすることにしました。

ヨガやお茶など、子どもたちが起きる前の朝活や、子どもたちが寝た後のオンライントレーニングのときに使っています。

空き部屋の物置化問題は“いつか使うかもしれない部屋”を“いま使う”で解決!

■After・物置部屋②→トレーニングルーム→長女の部屋

物置部屋②は、買ったまま使われずに(笑)リビングに鎮座していたトレーニング器具を置いてトレーニングルームにすることにしました。やはり、目的があると整理が進みます。

空き部屋の物置化問題は“いつか使うかもしれない部屋”を“いま使う”で解決!

その後、長女が大学生になったタイミングで、外出自粛モードになり、大学の授業もほとんどがリモートに。リビング学習派の長女もさすがに個室が必要になったので、この部屋は、長女の部屋に変更。以前のようにモノにあふれていないので(笑)、気軽に変えることができます。

■After・夫の仕事部屋→わたしの仕事部屋→わたし&家庭のものの収納部屋

個人で仕事をしていた夫が、社員雇用のため外に事務所を借りることになり、夫の仕事部屋が不要になったので、わたしの仕事部屋にすることにしました。

空き部屋の物置化問題は“いつか使うかもしれない部屋”を“いま使う”で解決!

それまでは、夫の仕事部屋の片隅や、リビングの片隅などで、根無し草的に仕事をしていたので、仕事の資料などの定位置とスペースができて、とても快適になりました。

その後、カフェを始めたこともあり、事務作業は主に夜、家族がいる時間にすることが増えたので、ダイニングで仕事するスタイルに変更。

空き部屋の物置化問題は“いつか使うかもしれない部屋”を“いま使う”で解決!

ただ、すべての仕事道具をダイニングに置くスペースはないので、頻繁に使うものだけを置き、2階はそのまま仕事道具の収納部屋にしています。

そして、リビングにあった“あまり使わないけど必要なもの”もこの部屋の1角に収納しています。

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“いまの暮らし”に合った使い方に変えていくことで、要らないものをため込むことがなくなりました。そのおかげで、さらにフレキシブルに変更できるようになり、“いまの暮らし”がどんどん快適になってきています。

“個室を有効活用する方法”はこちらも参考に:

67㎡3LDKのマンションでゲストルームを確保する方法

独立した子どものスペース、“魔法の物置き”にしないための工夫(前編)

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ライフオーガナイザー 梅野優子
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