おはようございます。
ライフオーガナイザーの会田麻実子です。
昨年7月に、12年ぶりに引っ越しをしました。何かと忙しい時期だったため、荷づくりを始めたのは引っ越し前日、荷ほどきも引っ越し翌日に終了させるという強行軍での引っ越しでした。
そんな無理のあるスケジュールの引っ越しをなんとか無事に終えられたのは、事前に小さな準備を重ねていたから。今日は、引っ越し前にやっておいて良かったと感じているポイントを3つご紹介します。
■荷づくりをスムーズに!ものの選別は早めにスタート
引っ越しはどう暮らしたいかを考えたり、ものを取捨選択したりする絶好の機会ですよね。私自身、12年前の引っ越しのときに「新居で使いたいものだけを持っていく」と決め、持ちものひとつひとつと向き合ったことが片づけ下手を返上する大きなきっかけになりました。
今回もしっかり向き合いたいと考え、引っ越しを検討し始めた昨年の1月頃から半年ほどかけて家中のものを見直しました。おかげで、引っ越し前日にはすでに取捨選択を終えた状態だったので、荷づくりは何も考えずただものをダンボールに詰めるだけ。考える必要がなかったため、作業時間をかなり短くできました。
どんなものを持っているかを確認する作業にもなり、新居の収納プランを考えるのにも役立ちました。
■搬入をスムーズに!引っ越し業者さんのおすすめの工夫をチェック
引っ越しをお願いする会社を決めたところで、引っ越し業者さんのパンフレットに書いてあるコツやアドバイスを確認しました。引っ越しにはさまざまな工夫がありますが、お願いする業者さんのおすすめのやり方に沿うのが一番スムーズだろうと考えたからです。
たとえば、こんなことが書いてありました:
・ダンボールと一緒に届くカラーテープは「すぐ使うものを黄色、割れものは赤」で使い分ける
・新居の見取り図を作成する
・新居の部屋ごとに番号を決め、運ぶ部屋の番号を荷物に書く
・中身の情報をダンボールの側面にも記入する
実際、搬入の際に「これ2番」「これ、赤だから気をつけて」などと言いながら作業されていたので、やはりパンフレットに書いてある情報は確認しておくと良さそうだと感じました。
さらに引っ越し業者さんのおすすめの方法を邪魔しない範囲で、わが家オリジナルの工夫もプラス。
準備段階では「旧居の見取り図も作成する」「家電や家具にも個別に番号をふる」「新居の部屋ごとにテーマカラーを決める」といったことをして、何がどこにいくのかビフォーアフターで確認できるようにしました。
梱包の際には、ダンボールや家電、家具に運ぶ先を記入するペンは「運ぶ部屋のテーマカラーのもの」を使いました。部屋ごとにテーマカラーを決めたのは、数字で場所を指定するより同じ色のものが集まると考える方がイメージしやすかったからです。
家具や家電には、運ぶ場所だけでなく家具・家電に個別につけた番号(下の写真の場合は、13)をマスキングテープに書きました。
新居には、各部屋の入口に見取り図と部屋の名前&番号を貼りつけて、運ぶ部屋を明確に。
引っ越し業者さんにとってこれらの工夫が役立ったかは分かりませんが、夫からは「こういう風になるのかと分かりやすかった」と言ってもらえました。私自身も、事前準備を通して引っ越しの全体像を整理できたと感じています。
■荷ほどきをスムーズに!新居の収納プランは事前に考えておく
2日くらいはかかるかもしれないと考えていた開梱作業でしたが、結果として1日で終えられたのは、事前に収納プランを考えていたことが大きかったように思います。
収納プランといっても詳細なものを作る時間はなかったので、どの引き出しに何をしまうか程度の大まかなもの。とはいえ、荷ほどきをしながら一から考える必要がなかったので、考えこむことなくサクサクと進めることができました。
意外だったのは情報を書き込む文字色を変えたことが、開梱の際にも役立ったこと。スペースの都合で一部のダンボールを予定外の場所に置くことになったのですが、書いてある文字色の違いで、本来の場所とは違うところにあるものをすぐに見つけ出して、荷ほどきできました。
片づけと同じように、事前にしっかり考えることが重要と実感した今回の引っ越し。とはいえ、梱包、搬出・搬入、開梱を3日間で終わらせるのは、やはり体力的にはかなり厳しいものが!
次回は、今回やって良かったことを参考にしつつ、もう少し余裕のあるスケジュールを組みたいと思っています。
引っ越しをラクにする工夫は、こちらも参考に:
・引っ越し後をラクにする!収納プランを先取りする“予行演習”のススメ
・引っ越し1年後の答え合わせ!「やってよかったこと」「やっておけばよかったこと」
・片づけのプロだけど引っ越しはプロに頼ってます!2018年、使ってよかったサービス「引っ越し荷造りパック」編
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ライフオーガナイザー会田麻実子
ブログ:小さく暮らす。