おはようございます。
マスターライフオーガナイザー&メンタルオーガナイザーの松林奈萌子です。
子どもに個室を作ってあげたいけれど、家族の人数と部屋数の関係からひとり一部屋は割り当てられない……。年齢的に、まだ心配……ということはありませんか?
間取りをそのまま活かし、家具の配置を変えるだけで、簡単に作ることができる“おうち隠れ家”の3つの実例を紹介します。
■小3女の子が読書を満喫できる「和室リーディングヌック」
3LDKの社宅に4人住まいのクライアントは、「姉が『自分の部屋がほしい』と言い出したけれど、部屋数が足りなくて……」と、諦めていらっしゃいました。詳しく聞くと、お姉さんは妹さんに邪魔されずに読書がしたいということがわかりました。
そこで、部屋で使用していた「無印良品」のパイン材ユニットシェルフを壁に対して直角になるように置き、適度に囲まれた空間をつくりました。机ひとつ分のスペースですが、ゾーニングされた空間は読書するのに最高の「リーディングヌック」となりました。
「お姉ちゃんだけズルい!」とならないよう、棚を挟んだ反対側は妹さんのプレイスペースとし、お互いの気配を感じながらもやりたいことができる和室となりました。
■4才女の子が人形あそびを楽しめる「和室の押し入れ秘密基地」
3LDKのマンションに3人住まいのクライアント。LDK横の2部屋のうち、洋室が親子3人の寝室で、和室は目的のないスペースとなっていました。さらに、娘さんのおもちゃがリビングと和室に散乱している状態で、どこを見ても子どものモノで溢れて落ち着かない日々。
そこで、各部屋に散らばっていたおもちゃを集め、和室をプレイスペースとすることに。押し入れも整理し、下段にぬいぐるみや大好きなおもちゃを入れ、ワクワクする秘密基地を作りました。大人が入るには天井が低い押し入れ下段。襖を外し開けっぱなしで、お子さんの様子が見えながらも、こもり感が心地良い特別空間ができました。
■2才男の子が隠れんぼできる「リビング一角のおもちゃ空間」
4LDKの戸建に3人住まいのクライアント宅では、息子さん用の絵本棚やおもちゃ棚がリビングダイニングに分散して配置されていました。絵本もダイニングチェアのすぐ後ろにあり、取り出して床で読むには、スペースが足りない状態でした。
そこで、絵本棚を100cmほど右に移動し、あえて壁からはみ出すように配置。オモチャ棚とL字にすることで、窓の右壁スペースに小さな隠れ家を作りました。
はじめての自分専用の場所に、2才のお子さんも大喜び。子どもの様子がわかるので安心して仕事も進められますし、お子さんも親の気配を感じながら、隠れた気分も味わえて、安心して遊べます。
家族が揃って過ごす時間も大切ですが、子どもにだって一人になれる空間や時間は大切です。年齢に応じたほどよい距離感があると、家族が互いにリラックスして過ごせますよ。
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マスターライフオーガナイザー&メンタルオーガナイザー 松林奈萌子
HP:子どもが帰りたい家は子どもが伸びる家「知的好奇心を育む片づけと仕組み作り」