9月は防災月間!食糧備蓄は「7」の倍数で定量管理をするとやりやすい

おはようございます。
マスターライフオーガナイザー&メンタルオーガナイザーの松林奈萌子です。

地震、台風、災害の多い国、日本。なのに、「自分は大丈夫、なんとかなる」「周辺の学校が、自治体が、企業が備えているだろう」と、自宅の防災備蓄を後回しにしていませんか?

阪神淡路大震災、東日本大震災の2度の被災経験を踏まえて、4人家族・戸建て住まいの食糧備蓄を紹介します。

9/1は防災の日!食糧備蓄は「7」の倍数で定量管理をするとやりやすい

■生活の要である「水」は4人家族でペットボトル42本

食糧備蓄を考える際に必要なものは「水」「火」「食」です。中でも水なくしては、私たちは生活ができません。

小学生のときに西宮市で阪神淡路大震災を経験した際、ライフラインはすべて止まりました。水道ももちろん止まり、定期的な給水車が来てくれるまでは、井戸を開放して下さった近所の方のおかげで何日かを凌ぐことができました。

飲み水、食事、歯ブラシ、トイレ、洗顔と、生活のどれを考えても水なくしては成り立たないことを痛感しました。

1人が1日に必要な水の量は3リットルが目安と言われています。
4人家族の場合、

  • 3リットル×4人=12リットル……1日分
  • 12リットル×7日分=84リットル……1週間分
  • 84リットル÷2リットル=42本(6本入り7ケース)

6本入り7ケース分の水が必要という計算になります。わが家では、ふだんはビルトインタイプの還元水素水生成器を使用しているため、ペットボトルの水はあまり消費しません。1ケースだけキッチンパントリーに、残り6ケースは押し入れにストックをしています。

9/1は防災の日!食糧備蓄は「7」の倍数で定量管理をするとやりやすい

■心身を温める「火」はカセットボンベ21本

食糧備蓄で水の次に重要なのが「火」。災害でダメージを受けた心身には、冷たい食品よりも温かい食品が本当に心と体の両方を温めてくれます。そこで重要なのが、カセットボンベとカセットコンロの備蓄。

カセットボンベ1本の平均使用時間は、全開にして燃焼し続けた場合で1時間と言われています。お湯を沸かす、湯煎をする、パッククッキング(ポリ袋調理)など、1度の食事準備で1本使用すると考えると、

  • 3食×1本=3本……1日分
  • 3本×7日分=21本……1週間分

3本1セットで販売されていることが多いので、7セットのカセットボンベが必要という計算になります。キッチン内に備蓄し、その横にはパッククッキング用の高密度ポリエチレンポリ袋や手順書などをまとめて収納しています。

9/1は防災の日!食糧備蓄は「7」の倍数で定量管理をするとやりやすい

■調理不要の「備蓄食」はファイルケース7個分

食糧備蓄を4つに分類した場合、「水や火を使わなくても食べられるもの」「水は使うが火は使わずに食べられるもの」は、子どもが一人だったとしても簡単に安全に食べられます。

9/1は防災の日!食糧備蓄は「7」の倍数で定量管理をするとやりやすい

準備に時間がかけられないとき、食事への気力がなくなってしまったときにも重宝します。ふだん用の食材ストックとは別に、厚み9cmワイドタイプのファイルケース7個分に賞味期限年別に備蓄しています。ファイルケースにすることで持ち運びも可能です。

9/1は防災の日!食糧備蓄は「7」の倍数で定量管理をするとやりやすい

明日、自分や家族がどんな危機に見舞われるか、それは誰もわかりません。あらゆる災害に100%の対応ができるようにしようと考えると、手が止まってしまいますが、定量を決めて備蓄しておくことで、災害時の不安を少し減らすことができています。

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マスターライフオーガナイザー&メンタルオーガナイザー 松林奈萌子
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