おはようございます。
ライフオーガナイザーの南方佐知子です。
子どもたちがそれぞれの個室を持つようになり、本は各部屋に置くことにしました。このときに悩んだのは、本を収納する本棚を購入するかDIYにするかです。
買ったほうが「早く設置できて、手間がかからないのがいいな」とも思ったのですが、自由にサイズを決められることが魅力な、DIYに決めました。とにかく“奥行きがないもの”が欲しかったのです。
子どもたちと協力しながら、それぞれの部屋の雰囲気に合わせた本棚作りをしました。
■カインズのカット済みの材料を組み合わせる
わが家がDIYに選んだのは、「カインズ」のパイン集成材です。選んだ理由は、木材のサイズが豊富で、柱になる部材には溝があり、棚板をはめやすいからでした。
例として、息子の部屋の本棚(幅150×高さ90×奥行き20cm)を作るときに購入した材料一式を紹介します。
【息子の部屋用に購入したもの(単位mm)】
① 棚板 600×200×15 4枚
② 棚板 910×200×15 3枚(現在は販売終了)
③ 支柱片溝(15ミリ用)900×60×24 4本
④ 支柱両溝(15ミリ用)1800×60×33 1本(※長さ900が在庫切れだったので、カットして使用)
材料費は、約1万円ほどかかりました。
【作り方】
棚板をビスで柱の溝に留めていきます。柱の溝部分にビス穴があるので、はまりやすいです。置く本の高さを考えながら棚板の位置を決めました。
作業中に夫が、背板を付けることを思いつき、家にあった細い木材を背板に取り付けました。
ささやかな背板ですが、本が置きやすくなり落ちにくくなりました。棚自体の補強にもなっています。
■奥行きたった20cmでも図鑑を収納可能
息子の部屋の本棚は、空きスペースだった机の後ろに置いています。机もベッドもパイン材なので、雰囲気が合います。息子と協力しながら、2時間ぐらいで完成しました。
奥行き20cmは、一般的な本棚と比べると浅いのですが、この奥行きに、図鑑や卒業アルバムを収納しています。少しはみでるけど、このくらいは気になりません。
■白く塗装したら、部屋の雰囲気にぴったりに
娘の部屋は特に狭いので、なるべく部屋を圧迫しないよう、本棚はベッドと壁の間に置くのがベストでした。本が落ちると危ないので、頭側には本は置かないようにしています。
本棚のサイズは、幅150×高さ120×奥行きは20cmで、材料費は1万5,000円ほどかかりました。部屋の雰囲気に合わせて、本棚を組み立てた翌日に白く塗装しました。
本棚には、“推し”のコーナーや、雑貨の飾りなどもあって、インテリアもしっかり楽しんでいる様子です。
■DIYで感じたメリットとデメリット
一番のメリットと感じているのは、理想のサイズに作ることができることです。時間をかけてジャストサイズを探すより、作ったほうが早いと思いました。もし不要になったときには、分解してサイズダウンが可能です。処分のときには、カットすると可燃ゴミで出せます。
一方デメリットは、やはり手間がかかってしまうことです。まったく同じサイズの既製品と比較できませんが、思っていたより金額が高いとも感じました。
DIYは理想のもの作ることができるので、デメリットを感じながらも、作ってよかったと大満足しています。奥行きを浅くしたことで、狭い部屋でも圧迫感をあまり感じられないことが、何より嬉しいです。
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ライフオーガナイザー 南方佐知子
ブログ : 古くても狭くても一緒に見つける家ごこち