【冬の防災】買わずにできる!寒さ対策に家にあるものを使うアイデア3選

おはようございます。
ライフオーガナイザー/防災士の日名由香です。

寒い季節に災害が発生し、停電や断水、避難所生活を余儀なくされた場合、「寒さ」は思った以上に体にこたえるはず……。そんなとき、防寒グッズを買い足さなくても、家にあるものでしっかり暖をとる方法があります。

「防災=特別な準備」と考えがちですが、日常の中で使っているものを活用すれば、いざというときにも役立ちます。簡単に実践できる冬の防災アイデアを紹介します。

【冬の防災】買わずにできる!寒さ対策に家にあるものを使うアイデア3選

■ペットボトルを即席湯たんぽに

ふだんはゴミとして捨ててしまいがちなペットボトルですが、防災の視点で見ると非常に役立つアイテムです。特に、寒さ対策として「湯たんぽ」として活用できます。

ペットボトルに約60℃の湯を8分目まで入れ、しっかり蓋を閉めます。タオルで包んで布団に入れるだけで、就寝時の冷え対策に。実際に使ってみると、足元がじんわり温まり、寝つきが良くなるのを実感しました。

【冬の防災】買わずにできる!寒さ対策に家にあるものを使うアイデア3選

特別な道具を用意する必要がなく、手軽に実践できるので気に入っています。また、お湯を継ぎ足すことで長時間使用することも可能です。わが家では、冬場はペットボトルをすべて資源回収に出さず、家族5人分として10個はストックしています。

■カイロを使って身体の芯から温める

停電時や避難所生活では暖房が使えないことが考えられます。そんなとき、「どこを温めるか?」が重要。使い捨てカイロを活用すれば、効果的に体を温められます。特に「首・手首・足首」の3カ所を温めると、全身がぽかぽかに。冷えやすい場所を知っておくと、寒さをぐっと和らげられます。

最近では高温タイプのカイロも販売されており、気温やシーンに応じて使い分けるのがおすすめです。私は朝10℃以下の日は通常のカイロ、0℃以下の日は高温カイロを使い、温かさの違いを実感しています。

【冬の防災】買わずにできる!寒さ対策に家にあるものを使うアイデア3選

外出時も寒いと感じたらすぐ使えるよう、バッグやコート、車にも常備しています。ふだんからカイロを活用する習慣があれば、いざというときにも迷わず使えます。

■新聞紙&段ボールで底冷え対策

新聞紙や段ボールも、寒さ対策には欠かせません。新聞紙は、服の中に挟めば即席のインナーダウンになり、体温を逃がしにくくなります。靴の中に入れると、冷たい地面からの冷えを防ぐことができます。さらに、くしゃくしゃにして布団の上にかけると、空気の層ができて保温力がアップ。

段ボールも防寒対策に有効です。床に敷けば、直接座るよりも底冷えを防げますし、壁に立てかけることで窓やドアの隙間風を防ぐことができます。新聞紙と組み合わせることで断熱効果はさらに高まります。

わが家では、新聞紙は7日分、大きめの段ボールを5つ確保しており、いざというときに活用できるようにしています。

【冬の防災】買わずにできる!寒さ対策に家にあるものを使うアイデア3選

防災は特別な準備だけでなく、日常の工夫が大切。ペットボトルや新聞紙など身近なものを見直し、備えとして残しておくことで思わぬ形で役に立つこともあります。ふだんの暮らしの中で防災を意識し、今あるものを賢く活用することが、いざというときの備えにつながるはず。

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ライフオーガナイザー 日名 由香
HP : 日本ライフオーガナイザー協会 

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