おはようございます。
ライフオーガナイザーの門傳奈々(もんでんなな)です。
冷蔵庫に消費期限切れの食材を見つけると、「また食材を無駄にしてしまった」と落ち込んでしまいますよね。こうした食品ロスを生んでしまうのは、冷蔵庫の食材の収納の仕方が関係しているのかもしれません。
わが家でも同じ食材を無駄にしてしまうことが続いていました。そこで、冷蔵庫整理が上手なライフオーガナイザーの方法を真似して整理法を変えてみたら、食品ロスが減り始めました。
目次
■使い切れずに処分することが続いた食材とその理由
わが家でよく使い忘れてしまうのは、カニカマやちくわ、レーズンといった小さいパッケージの食品です。どうしてこれらの食品が使い切れないのか考えてみたら、2つの理由が思い浮かびました。
①賞味期限の表記が隠れるような保管法をしていた
冷蔵庫収納で場所を取らないようにと食品を丸くまとめて輪ゴムで留めていました。そのせいで商品名や消費期限が隠れてしまい、わかりづらくなっていました。
②取り出すまでのアクションが多い場所に収納していた
カニカマやちくわはチルド室へ、レーズンは野菜室のトレーに収納していました。チルド室に収納しているものを取り出すには、まず冷蔵庫のドアを開けてそのあとチルド室のトレーを引き出す、という手間があります。そのため消費期限の確認をサボったり、使い忘れることが多かったです。
■食品ロスを減らす冷蔵庫収納①目につきやすいところに収納する
自分ではいつもの場所に入れてしまい、使い忘れる……の繰り返し。そこで、片づけ収納ドットコムで冷蔵庫整理の記事をたくさん書いている元ライター佐藤さんの記事を参考に、食品の収納方法を変えてみました。
>>>残り食材で冷蔵庫が満杯……はもう卒業!食材を使い切る3つの工夫で年末年始を余裕で乗り切る
記事の中で、食材を使い忘れないための工夫として「目につきやすい・中身が見える」収納にするという言葉があったので、さっそく試してみることにしました。
冷蔵庫のドアを開けてすぐに目に入る位置に、使い切れないことが多い食材を入れてみました。透明な容器は、家にあったいちごが入っていた容器を使うことに。「ここからつかう」と書いたラベルを貼っています。ドアを開けると目に入るので、手に取る機会が増えました。
野菜室の引き出しトレーに入れていた、小さいパッケージの乾物も使いきれないことがあります。それは牛乳パックの中にまとめました。トレーの手前に牛乳パックを配置することで、目につきやすくなりました。
■食品ロスを減らす冷蔵庫収納②商品名や賞味期限をわかりやすく
食品を小さくまとめると、商品名や消費期限の記載が隠れてわかりにくくなってしまいます。消費期限や商品名の面が表側に来るように輪ゴムで留めるようにしました。さらに、使い切らないことが多い食材は、輪ゴムに商品名を書いたラベルをつけて目につくように工夫しました。
■食材の収納法を変えてみて感じた効果と修正点
この記事を書いている時点で、冷蔵庫の収納法を変えてから10日ほどが経ちました。その後は食品の使い忘れが減り、いまのところ食品ロスも出していません。そして、「食材を使い切ろう!」という意識が強くなってきたことを実感しています。
少し不便に感じたのは、食品を取り出すときにケースがずれてしまうこと。ケースの下にすべり止めシートを敷いてずれないように修正しました。
食品ロスが出ないと、食費の節約ができるだけではなく、気持ちまでも前向きになります。日々の暮らしの満足度があがることがわかりました。
今回は冷蔵庫の収納を見直しましたが、冷凍庫にもまだ使いきれていない食材があります。次は冷凍庫の収納や保管方法を見直していきたいです。
5月は、一般社団法人日本ライフオーガナイザー協会が提唱する「暮らしの最適化推進月間(GO MONTH)」です。暮らしや人生をよりよく整えるための取り組みに適した季節として、全国各地でリアルイベントや企画が実施されます。
5月29日(木)には、東京都品川区立総合区民会館(きゅりあん)にて、記事でもご紹介した元ライターの佐藤美香さんによる冷蔵庫整理講座を含むチャリティイベントを開催します。
>>>2025年5月29日(木)東京GO MONTH2025関東チャプター主催イベント
“冷蔵庫のプロ”に冷蔵庫の整理収納術を教わり、食品を使い切る暮らしを手に入れませんか。
冷蔵庫や冷凍庫の整理収納アイデアはこちらの記事も参考に
・「冷凍室の中がグチャグチャ」を改善!トレーを無くす、手で挟む、入れる前の一工夫
・「冷蔵庫のドアポケットが使いづらい」は、映えない楽ちん収納で解決!
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ライフオーガナイザー 門傳奈々
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