おはようございます。
ライフオーガナイザーの会田麻実子です。
みなさんは、なんとなく買った家具をモヤモヤしつつも使った経験はありますか?
私の場合は、結婚当時に購入したものの、好みではなかった食器棚がそうでした。でも、難しいテクニック不要の簡単リメイクで、お気に入りの食器棚に変身(下写真)。今日は、そのビフォーアフターをご紹介します!
目次
■「まあいいか」で買ったら、なんとなくモヤモヤ
わが家の食器棚は結婚した2001年に購入したもの。新婚当時に住んでいた家には、食器棚上に吊り戸棚があり、高さに制限が。食器棚選びはかなり難航しました。
私の希望は白くて、曇りガラスの食器棚。けれども、希望のものはなかなか見つからず、あっても金額がべらぼうに高い……。高額なものを買ってもらうのも、母をあちこち連れ回すのも申し訳ない気がして、近所のホームセンターで、薄いピンクで透明なガラスの食器棚を購入しました。特に気に入っているわけでも、嫌いでもない……。なんとなくモヤモヤしていた食器棚がこちらです。
この写真は、今の家に転居後の2010年4月に撮影したもの。いろいろと突っ込みどころ満載ですが(苦笑)、片づけが苦手だった当時の写真ということで、もろもろの周辺事情はスルーしてください。
ここから現在の状態になるまでに、大きく分けて4つの手を加えました。1つずつご紹介していきますね。
■ピンクから白へ。カッティングシートなら不器用でも大丈夫!
スタートは2010年、今の家に転居してきたのを機に、心機一転、気になっていた食器棚の色を白く変えてみることにしました。最初はペンキを塗ろうと考えていたのですが、ホームセンターで木目調の白いカッティングシートを発見。失敗しても貼り直しができるので、不器用な私でも心配なさそう…ということで、カッティングシートを使うことに。白くなっただけで、モヤモヤがかなり解消されました。
■中が見えるのが気になる。目隠しシートで情報量を減らす!
食器を飾るように収納する場合は別ですが、わが家の食器棚の状態では、中が見えると雑然さが増すだけ。カッティングシートを使うことも考えましたが、すべて見えなくなるのも不安だったので、半透明の状態を目指すことにしました。
使用したのは、浴室用の窓用フィルム。ホームセンターで「目隠しシート」という名称で販売されていたものを1,000円程度で購入しました。こちらも、貼ってはがせるタイプを選び、微調整しつつ貼りました。半透明になり情報量が減って、すっきり!
カッティングシートと目隠しシートの貼り付けは、同じ日に作業しました。かかった時間は90分ほど。思い立ったら、すぐできる簡単さです。
■空間を有効活用したい。ホームセンターで棚板を追加購入
ここまでで、結婚当初から抱いていた不満は解消できたのですが、今の家に転居してきてから気になり始めた不満がありました。それは、電子レンジ上のスペースを有効活用できていないこと!できる限り工具を使わずにできる方法を考える中で、板をL字に組んで、食器棚に乗せれば、重さにも強い棚ができるのではないかとひらめきました。
板の購入とカットはホームセンターの木材カットサービス(有料)にお任せ。簡単な図面を作っておけば、専門の作業員の方が希望の長さ・形に切断してくれます。L字の接地面は、「超強力両面テープ」で止めました。
その後、2015年には電子レンジ上のスペースをさらに有効活用するために、L字金具と木ネジを使って棚を追加しました。何とか両面テープで対応できないかと考えを巡らせましたが、安全性を優先しました。
■傷んだ取っ手を交換。ドライバー一本でOK!
2016年の秋には、長年使ってすっかり塗装が剥げてしまった取っ手を交換しました。
取っ手はさまざまなサイズのものがあるので、失敗しないように取っ手を一つ外してホームセンターに持参して購入しました。取っ手の形状が曲線から直線に変わって、食器棚全体のイメージもシャープに変わったように思います。取っ手は、ドライバーが一本あれば交換できるので、簡単に印象を変えたいというときには有効かもしれません。
■簡単なことだけでも、積み重ねれば大きく変わる!
この食器棚を購入したのが2001年、2010年にプチリメイクをスタートし、今の状態に落ち着いたのが2016年。ひとつひとつは簡単なことばかりですし、かなりの時間がかかりました。
けれども、小さな積み重ねが確実に結果を出し、「まあいいか」となんとなく選んだ食器棚が、自宅で開催している収納セミナーで受講生に「造り付けかと思いました!」と驚かれることもあるくらい、わが家にピッタリの食器棚になりました。
ゆっくりでも、簡単で小さなことばかりでも、あきらめずひとつひとつ積み重ねて行けば必ず変わります。ゆっくり着実に進んでいきましょうね!
あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
ライフオーガナイザー 会田麻実子
ブログ:小さく暮らす。