好きなモノ、大切なモノに囲まれると「家」が輝く ライフオーガナイザーインタビューvol.18(松林奈萌子さん/後編)

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おはようございます。
ライフオーガナイザーのさいとう きいです。

千葉県松戸市在住のマスターライフオーガナイザー、松林奈萌子さんへのインタビュー後編では、片づけがお客様にもたらす心の変化、ライフオーガナイザーとしてのやりがいなどについて伺いました。

前回の記事:
・夫婦の進む方向が同じなら、アプローチは違ってもいい ライフオーガナイザーインタビューvol.18(松林奈萌子さん/前編)

インタビュアー・記事/油科真弓
撮影/川俣満博
編集/さいとう きい

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―もともと片づけが好きだったということですが、片づけの仕方は変わってきましたか?

以前の私の片づけは「手放す」ということはあまりせず、あるものを限られたスペースにいかにきれいに収めるかにこだわっていました。今は、「大切なモノ、好きなモノを残す」というように変わってきています。たとえば、洋服は自分が「心踊るもの」だけを残して、他はすべて手放しました。手放すといっても、捨てるのではなくリサイクルしたり寄付したり、どこかで活用できるように美しい状態で手放すようにしています。クローゼットには好きな洋服だけが揃っているので、朝、着るものを選ぶときも気分が上がります。

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―ライフオーガナイザーとして、どんなときにやりがいを感じますか?

不必要なモノを抱え込んでいると思われる空間に入ると、「モノの悲鳴」をものすごく感じるんです。それらをひとつずつ丁寧に、あるべき場所に戻したり、手放したりして整えることで、空気が変わっていくんです。それをお客様も感じて喜んでくださったときには、この仕事をやっていてよかったと感じますね。「何でもかんでも捨てなきゃいけないと思っていたので不安だったけど、スムーズに手放せるようになった」と話してくださった方もいます。

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―片づけの効果をお客様から聞くことはありますか?

「家族関係がよくなった「という声をよく聞きます。ご主人がモノをため込んでいたのが、「どうしてそれを手放したくないのか」などを話していくうちに、それまで聞いたことのなかった話を聞くことができたとか。あるいは、お客様がお母様とケンカをされたとき、今までならそのまま口をきかなくなっていたのが、最近は「自分から電話をして謝ろうかなと思えるようになった」とか。片づけを通じて自分の心をすっきりと整理できたことで、お母様に対して寛容になったのかなと感じています。

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―ご自宅の収納では、防災備蓄も充実していますが?

私自身が10歳のときに兵庫県西宮市で阪神大震災を、長男が0歳のときに千葉県松戸市で東日本大震災を経験しています。阪神大震災のときは揺れが大きくて、水道もガスもしばらくの間とまってしまい、地下水を汲みにいったこともあります。水や食料備蓄の大切さはすごく感じているので、片づけでお客様宅にお伺いしたときも、防災備蓄の必要性を伝えるようにしています。

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―ライフオーガナイザーとして、片づけの仕組みづくりのこだわりは何ですか?

タンスの向きひとつとっても、お客様と私で「これこれ!」と共感する瞬間があります。私がすべてやって差し上げるのではなく、お客様と一緒にそんな発見や楽しさを共有することを大切にしたいと考えています。

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―最後に、片づけや収納に悩んでいる人にアドバイスをお願いします。

そこに住まう人にとって「好きなモノを選ぶこと」はすごく大切だと思います。同時に「好きでないモノを手放すこと」で、次にそれ以上のモノが入ってきます。けっして高価なものでなくてもいいんです。好きなモノ、大切なモノに囲まれていくと、その家は輝くはずです。私の会社の名称「ジュエルド・ハウス」にも、そんな思いを込めています。お客様一人ひとりの思いを引き出して、そんな暮らしをお手伝いできたらうれしく思います。

松林邸をご紹介した過去記事はこちら:
・ママの負担が減る! キッチン・オーガナイズの3つの工夫
・叱る、怒る、イライラする… かわりに環境を整えれば、子どもの行動が変わる!
・将来の「子ども部屋」は、いま何に使いますか? 「ずっと同じ」じゃない部屋の使い方

ライフオーガナイザー 松林奈萌子
ブログ:キラキラと輝く片付け法

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