おはようございます。
ライフオーガナイザーの秋山陽子です。
わが家のリビングには、ハンガーラックを置いています。最初は、リビングで着替える子どもたちに服を床置きして欲しくないな~っと考え、置いてみたハンガーラック。
今では、5つの機能を持つ、なくてはならないものに変わってきました。今回は、その中でも私の気持ちが一番ラクになった使い方の1つをご紹介します。
それは、洗濯物を収納場所まで運ぶまでの一時置き場にしたことです。「なんだ~、そんなこと」って思いますよね。でも、こんなことが、自分に負担がかからない、片づけ法の1つにつながったのです。
毎日帰宅後、限られた時間での晩ご飯作り、洗濯物の取り入れ、その他諸々……、まぁとてもとても忙しい時間です。そんなときにやりがちだったことは、洗濯物を取り入れたまま放置すること。洗濯物を干すのは嫌いじゃなくでも、たたんだり収めるのは好きではないということも、放置原因の1つでした。
収納場所まで運ぶのが面倒だと思うと、ついつい「後でやろう!」とそのままにしがちです。わが家の洗濯場所は2階。外、あるいは2階の陽射しがはいるところで干したい私。理想としては、2階で取り入れた洗濯物をそのまま1階のクローゼットへ移動させ、すぐに収めて完了させる!なのですが…。
毎日理想的な状態を保つのは難しいもの。しかも、一時置き場を決めていなかったので、放置されたものを目にして、イライラしてしまうこともありました。
う~ん、目的は片づけることではない。暮らしやすい家にすることだ!そのためにはどうしたらいいのだろう??と、まずはストレスを小さくすることを考えてみました。
そこで思いついたことが、「ここまでやっておけばOKルール」をつくるということ。まずは、洗濯物を収める作業を3つに分解。
① 洗濯物を取り入れたらリビングのハンガーラックまで持っておりる(10分内)
② かごに入っている洗濯物をたたむ(5分)
③ クローゼットへ収める(5分)
「ここまでやっておけばOKルール」は、①の洗濯物を取り入れたら、2階から降りてすぐのリビングのハンガーラックまでもって降りることのみ。
それ以外の②と③は、隙間時間を使います。さらに、洗濯干しハンガーと収納ハンガーも一緒のものにそろえました。
かける収納のものはそのままハンガーラックへかけ、たたむものは取り入れたかごへ、ラック前が一時置き場です。
実はこのルール、私の気持ちをラクにしてくれただけではなく、家族も協力してくれるきっかけとなりました。
収める作業を分解したことで、「それだけなら簡単」と、家族が自ら動いてくれることにつながっていったのです。家族全員がルールと片づけ手順を共有できたことで、「片づけは自分だけの仕事だと思わなくてもいいのだな~♪」と、はじめて気がつきました。
それからは、誰の服だかハンガーを見ればひと目でわかるように、人別にハンガーの色を決めるという工夫も導入。
家族にとって、負担にならない最低限の「ここまでルール」。自分の衣類をラックからクローゼットへ持ち込むことをすると、「やった感」もあるようです。私も、ありがとうの一言を忘れません。
リビングという目に入りやすい場所のおかげか、今では、家族それぞれがクローゼットに行くついでに収納するという習慣へと変わっていきました。自分の負担にならないように、あえて決めたゆるゆるルールでしたが、家族に受け入れてもらった結果、私の気持ちと時間が一番ラクになったように思います。
ただし、一時置き場は、「何でも置き場にしない」ためのルールを共有することも大切。そんなことを決めながら、家族が片づけやすい残りの4つの機能も見つけることができました。
また、ご紹介できればと思います。
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ライフオーガナイザー秋山陽子
ブログ:うちらしく暮らしやすく シンプルing