あなたのエアコン掃除は大丈夫? 自己流で大失敗!したからわかる、業者依頼のポイント

おはようございます。
ライフオーガナイザーの十熊美幸です。

暑さも落ち着き、窓からは涼しい秋風が入ってくるようになりました。梅雨時の除湿から夏の冷房と長い間お世話になったエアコンも、冬の暖房使用まで小休止。このタイミングを利用して、エアコンの大掃除を計画しているご家庭も多いかと思います

最近は、エアコンの内部洗浄まで自分でする方が増えてきているようですね。そういう私も9年前に挑戦し、大失敗に終わった苦い経験があります(笑)。

エアコン掃除をプロに頼みたくても、費用や掃除の内容などが気になり、二の足を踏んでいる方もいらっしゃるのでは? 今日は、失敗から学んだことと、プロの掃除内容・料金などをご紹介します。検討中の方はぜひ参考になさってください。

■間違った使い方、中途半端なエアコン掃除は危険!

自分でできるエアコン掃除は、フィルターの洗浄や掃除機・雑巾を使った本体まわりの清掃と、範囲が限られています。9年前、軽い気持ちで内部洗浄に挑戦したばっかりに、エアコン内部に大量のカビを発生させてしまうことに…。結局プロの方にカビの除去をお願いすることとなり、時間と水と洗剤と労力は、すべて無駄になってしまいました(苦笑)

あなたのエアコン掃除は大丈夫? 自己流で大失敗!したからわかる、業者依頼のポイント

プロに頼んで分かった「カビが発生した要因」はこの3つ

・掃除が中途半端で、内部に洗剤や汚れが残ったままだったこと

・掃除後にしっかりと乾燥させるための送風運転をしなかったこと

・エアコンの内部の構造やしくみを理解せずにとりかかったこと

プロの掃除道具、複雑な電化製品の知識や経験値がないと、奥まで完璧にきれいにすることは難しく、素人がむやみに手を出してはいけない領域だったようです(苦笑)。それ以降、自分で行う「メンテナンスのエアコン掃除」と「本格的なエアコン洗浄」は分けて考え、定期的にプロの方にエアコンクリーニングをお願いしています。

■エアコン掃除の料金設定は機種と業者で大きく違う

これまでに、3回3社のプロのエアコンクリーニングを利用。掃除の内容や料金など比較しながら、作業の流れを説明しますね。

まずは、床や壁を汚したり傷つけたりしないようしっかり養生。次に、エアコンを壁にかけたまま分解していきます。

あなたのエアコン掃除は大丈夫? 自己流で大失敗!したからわかる、業者依頼のポイント

一般的なエアコン洗浄:8.000円~12.000円/1台。お掃除機能付きエアコン:8.000円~15.000円/1台。お掃除付きエアコンの洗浄が高いのは、分解や掃除に手間がかかるからだそうです。エアコンの機能を事前に調べて料金を確認した方が安心です。

■エアコンの内部洗浄を自分でする場合は自己責任で

あなたのエアコン掃除は大丈夫? 自己流で大失敗!したからわかる、業者依頼のポイント

自分で掃除をしたときは、このフィン(銀色の板)とその奥にあるファン(筒形)の掃除に手こずり、失敗しました(部品の名称やしくみは下記のリンク先を参照)。

脚立や椅子の上での長時間の作業は、腰や脚に大きな負担がかかります。また、見上げての作業のため、腕や顔にホコリやカビや洗剤の泡がかかることも…。自分で掃除をする場合は、体力と時間と事前準備、そして、故障や事故などのリスクに対する覚悟も必要です。

■高圧洗浄とすすぎに必要なスペースと所要人数と時間

分解が終わったら高圧洗浄をし、さらに高圧水すすぎ。作業には汚水受けのバケツとすすぎ水用のバケツ2~5個置ける床のスペースが必要です。

あなたのエアコン掃除は大丈夫? 自己流で大失敗!したからわかる、業者依頼のポイント

上の写真は3年前の清掃作業の様子。水はね防止・汚水受けの養生シートはテープや洗濯バサミで作っていたので、水がこぼれないか見ているこちらもハラハラ。エアコン周囲のモノはなるべくどけておきましょう。

あなたのエアコン掃除は大丈夫? 自己流で大失敗!したからわかる、業者依頼のポイント

先日の業者が使っていた養生シートは水はね、液だれ心配なし! 養生も清掃作業も楽なようで、作業時間も短く、こちらも安心してお任せできました。

作業にかかった所要時間は、分解→養生→洗浄乾燥までで、1~2.5時間/1台。作業体制は、洗浄に男性1人+サポート女性1人の計2人、サポート女性2人の計3人と、業者によって所要人数は違っていました(人数は価格に影響なし)。

サポートの女性は、分解したパーツの清掃を担当。拭き掃除のみ、浴室で洗浄、外で洗浄、とやり方は業者によってそれぞれ。汚水の処理もトイレに流す、持って帰る、外の水洗い場に流す、と対応にも違いがあります。細かいところが気になる方は、作業の手順や内容なども事前に確認した方が安心だと思います。

■エアコンクリーニングの頻度は5~7年に1回を目安に

汚水の汚れ具合は、初回はびっくりするくらい真っ黒でしたが(苦笑)、3年ぶりの今回は底に少しオリがある程度。こまめにメンテナンス掃除をしていれば、エアコンクリーニングは5~7年おきで十分とのことでした。

エアコン設置の場所や使用頻度、喫煙者やペットの有無でも汚れ具合は違ってくるようなので、一度プロに掃除をしてもらってから、その後のメンテナンスを決めていくのがいいかもしれません。

今回エアコンクリーニングにかかった料金は、2台で16.000円。5年おきにサービスを利用するとしたら、年間2台で3.200円。自分で掃除をしたときの労力や失敗したときのリスクを考えると、納得して出せる金額です。

何より、完璧に仕上げてくれるプロの仕事への支払いと思えば安すぎるくらい。
プロの領域は、無理せずプロに任せることにしています。

あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?

心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。

ライフオーガナイザー 十熊美幸
ブログ:居心地のいい「暮らし家」デザイン~ekuracieいい暮らしへ~

【参考サイト】
カビ・ダニを一気に退治!エアコン掃除が秋におすすめな理由;日本気象協会
研究員が教える実証試験でわかったエアコンクリーニング後の効果アレコレ;ダスキン
「エアコンの中はどうなっているの?」内部構造の名称としくみ;DAIKINダイキン工業

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