「使用頻度」から「お気に入り度」基準へ。食器収納のルールを変えたら、家族のハッピーがふえた?!

おはようございます。
ライフオーガナイザーの秋山陽子です。

片づけ収納ドットコムの今月のテーマは「人が集まるときに使う食器や道具の収納」です。

■「使用頻度」から「お気に入り度」へ基準を変えたら

わが家の食器は、「お気に入り度」を基準として収納しています。以前は、よくある「使用頻度」を基準とした収納でしたが、あるとき食器の持ち方を見直してみると、好きな食器ほど「お客様用」として箱に納めてしまい、使っていないことに気がついたのです。

久しぶりに箱から出して、好きな食器だけを集めて見ると、ワクワクする自分を発見。試しに、「お気に入り度」で収納してみると、食器棚の扉を開けるたびに嬉しくなるではありませんか! それまで「いつの日かお客様用」として持っていた食器は、今では、家族の間で嬉しいときに使う「ハッピー食器」へと変わりました。そんなわが家の食器収納についてご紹介します。

■お気に入りの一軍食器は「家族ハッピー食器」

お気に入りで使っている食器は、私にとって“一軍食器”。食器棚でもいちばん使いやすい場所へ置きます。ちょうど腰から胸のあたりの位置に置いています。

 「使用頻度」から「お気にいり度」基準へ。食器収納のルールを変えたら、家族のハッピーがふえた?!

この範囲の中で、さらに使用頻度が高い「レギュラー」なものはよく見える胸のあたりに入れ、使用頻度が少ない「ピンチヒッター」のような位置づけのものは、一軍の棚より下段か上段に置いていきます。

 「使用頻度」から「お気にいり度」基準へ。食器収納のルールを変えたら、家族のハッピーがふえた?!

お気に入りの中でも、シャンパングラスのようなグラス類は、「使えるチャンスがあればいつでも使いたい」と思っているもの。はい、「レギュラー並み」の扱いで、シンクの斜め後ろにある食器棚の中でもすぐに取り出せる場所、一等地に置き場所を作っています。

 「使用頻度」から「お気にいり度」基準へ。食器収納のルールを変えたら、家族のハッピーがふえた?!

ここに置いたことで、家族でのお祝いやクリスマスのようなイベントはもちろんですが、ちょっと頑張ったとき、嬉しいことがあったときも、気軽に出して「乾杯」するようになりました。このグラスは、子どもが幼稚園の頃から使っているのですが、子どもにとっても特別感満載。「大人が使う食器」という意識があったのでしょう。緊張しながら嬉しそうに飲んでいたことを思い出します。

高校生になった今でも、その気分は変わりません。中身はいつものジュースでも、器が変わるだけでハッピー気分になるみたい。グラスを出してくるときは、嬉しいことがあったサインのようなものにもなっています。いつの日か、「お客様用食器」から「家族ハッピー食器」へと変わっていました。

■お気に入りではない二軍食器の楽しみ方

お気に入りではないけれど、よく使っていた食器は、だいたいが「使い勝手が良い」という理由でした。そこで、どうして使いやすいのか、大きさや軽さなど使いやすさの理由を見つけて、お気に入りのものへと買い替えていく楽しみを持つことにしました。買い替えることを意識し始めて8年。まだ見つかっていないものもありますが、気長に楽しんでいます。

他にも、お気に入りでもなく、使用頻度も低い二軍食器も持っています。「高価なものだからお客様用に使うといいよ」と言って、実家からもらったものです。

 「使用頻度」から「お気にいり度」基準へ。食器収納のルールを変えたら、家族のハッピーがふえた?!

色が派手すぎて、好きな食器とは言えず(笑)、出番はほぼありませんでしたが、このお皿を見ると子どもが嬉しそうにするので、誕生日・クリスマスのような家族でのイベントはこのお皿を使うことにしてみました。やはり、いつもと違う「特別感」がするみたいです。使っているうちに、こちらも使っているだけで嬉しい「家族ハッピー食器」へと変わっていきました。

こうして、使用頻度とは違った基準を持ったことで、いくつかの「家族ハッピー食器」ができました。高校生にもなると、「あとどのくらいこのグラスで乾杯できるのだろう」なんて少しさみしい気持ちも持ちながら(笑)、家族で使う楽しみを味わおうと思います。

あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?

心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。

ライフオーガナイザー秋山陽子
ブログ:うちらしく暮らしやすく シンプルing 

メンバー紹介
手放し先リスト
本の収納