小さな面倒くさいも見逃さない! 苦手からの逆算で見えてくる快適ストール収納

おはようございます。
ライフオーガナイザーの中村佳子です。

今月のテーマは、マフラーの収納アイデア。今日京都府京都市在住のライフオーガナイザー高山一子さんのマフラー収納についてご紹介します。

「面倒なことは嫌いなので、面倒な仕組みにしてしまうとついつい後回しにしてしまいます」という高山さん。そんな高山さんの収納は、“自分はどんなことに面倒を感じるのか?”がとても明確でした。

■ショップのようなディスプレイ収納でモチベーションアップ

ストールはウォークインクローゼットに洋服と一緒に収納している高山さん。すっきりとした見た目も印象的です。

小さな面倒くさいも見逃さない! 苦手からの逆算で見えてくる快適ストール収納

クローゼット全体の見た目は、ショップのようなディスプレイ収納を心がけているそう。そうすることで、「このお気に入り空間を維持したい!」とモチベーションが上がり、元に戻すようになるとのこと。

こまかな仕組みも大事ですが、片づけは毎日のこと。“どうすれば自分はモチベーションを保ちやすいのか?”を知っておくのは大事なことですね。

■“畳む”のならば“置くだけ”にする

高山さんのクローゼットは、洋服はかける収納が多く、色別に並べるのが基本ですが、ストールはシャツホルダーに畳んで入れる収納にしています。

小さな面倒くさいも見逃さない! 苦手からの逆算で見えてくる快適ストール収納

「でも、畳むのは苦手なんです」という高山さん。そこで、苦手な畳むをする代わりにストール収納には色別収納は取り入れず、使ったものを“上に置いていくだけ”にしました。

空間の都合上、自分の苦手な行動をしなければならないことは多々あります。そういうときには、ほかのところでハードルを少し下げるとラクにできるようになるのですね。ちなみに、オフシーズンのものは、ホルダーの下に置いてあるIKEAのボックスへまとめて収納。今使うものだけが見えている状態にすることで、維持もしやすくなるそうです。

■一時置きスペースで“置くだけ”収納にスムーズな流れを

“畳む”のが苦手なので“置くだけ”の収納にしているのですが、さらにここにもう一工夫。

いくら置くだけにしたとしても、帰ってきてすぐに畳んでしまうのはまだまだハードルが高い。そこで、空間の雰囲気にも合うタオルバーをクローゼットに設置。

小さな面倒くさいも見逃さない! 苦手からの逆算で見えてくる快適ストール収納

帰宅時はそこへかけるだけの一時置きスペースです。

小さな面倒くさいも見逃さない! 苦手からの逆算で見えてくる快適ストール収納

ここに溜まらないように、“次の日には畳んでホルダーにしまう”というルールにすることで、すっきりをキープ。使ったストールの湿気を飛ばすこともでき、洗濯前でも気にせず元に戻せるので、一石二鳥です。

高度な収納テクニックを知るよりも、まずは“自分はどんな収納が苦手で、面倒を感じるのか”を知る。ハードルの高さを自分に合わせることが、維持しやすい空間づくりに繋がるのかもしれませんね。

あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。

ライフオーガナイザー 高山一子
ブログ:リバウンドしない収納を提案します~SMART-WORKSより~
 
編集:中村佳子

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