おはようございます。
ライフオーガナイザー/一級建築士の和田さや子です。
季節が進み、いよいよ冬になりました。みなさん季節家電を出してフル稼働している時期でしょうか。冬の季節家電はコタツ、オイルヒーター、ホットカーペットなど収納場所の確保が難しいものが多いですね。わが家でも、家族が増えるごとに一緒に増えてきた季節家電。置き場所を確保しておかなかったため、季節の終わりにしまう場所がなくなったことがあります。
そんな困ったことにならないよう、家を建てるときには、自分たちの生活に必要な季節家電の大きさを把握して、収納場所を確保しておくことをオススメしています。
■季節家電の定位置はウォークインクローゼットの奥に
ウォークインクローゼットの奥のスペースは、出し入れがしにくいので、日々着る洋服の収納スペースとしては向いていないことがあります。でも、出し入れの回数が少ない季節家電なら、少々出し入れがしにくくても大丈夫。
たとえば、3畳くらいの大きさのウォークインクローゼットだとこんなレイアウト。
奥行きは洋服をかけるのに必要な60cmがあれば、たいていの季節家電が入ります。
コタツなど薄いけど大きなものは、突き当たりのスペースがぴったり!
■持っている家電のサイズを確認!そしてプラスαも忘れず
まずは、新居に持っていく家電のサイズをすべて測ります。
箱に入れて収納する場合は箱のサイズ、そのまま収納する場合は本体のサイズ。
家族が増える予定があれば、家電も増えていく可能性も大。わが家の場合は、扇風機と加湿空気清浄機が増えました。増えることを想定しておくと、いざというときに困りませんね。
さらに、買い替えることも想定して、持っている家電の最新バージョンのサイズもインターネットでチェックしておくと安心ですよ。
■大きさに合わせて調整できる可動棚があれば便利です
棚を正面から見ると、こんな配置になります。
入り口から近い右側がクローゼットスペース。左側が季節家電用のスペースです。必要な幅は、クローゼットスペースと調整が必要ですね。いちばん左の隙間がこのスペースのミソです。季節家電でなくても、薄くて大きなもの、背の高いものなど、行先に困るものにぴったりフィット!
ホットカーペットやオイルヒーターなどの重いものは床の上に直接置きます。扇風機など、軽いものは棚の上に。高さは置くものによって調整できるように、可動にするのがおすすめです。
季節家電の出し入れがスムーズになると、季節の変わり目の準備がとてもラクチンになります。
あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
「収納のカタチ」過去記事一覧:
・“食器棚は購入しない”という選択もアリ! 使い勝手から考える「食器棚のカタチ」
・一般的な押入れは布団収納に不向き!? 本当に使いやすい「布団収納のカタチ」
・これから新築・リフォームする人必見! 家族みんなが片づけられる「洗面化粧台のカタチ」
一級建築士・ライフオーガナイザー 和田さや子
ブログ:子育て世代・共働き夫婦のための「片づけに悩まない家づくり」