おはようございます。
ライフオーガナイザーの手塚千聡です。
今日は、わが家で重宝している“病院ポーチ”をご紹介します。病院に行って、「診察券が探せず、バッグの中をゴソゴソ」、薬局に行って、「おくすり手帳忘れた!」なんて経験ありませんか? 以前の私は、小さな子どもたちを連れて、しょっちゅうそんな有り様でした。「なんとかしたい!」と作った“病院ポーチ”は、簡単に作れるのに、効果てきめんでした。
■きっかけは、母子手帳ケースのストレス
小さな子どもの病院通いは日常茶飯事。わが家の子どもたちも一時は病院の常連客でした。はじめのうちは、長男が生まれるときに作った母子手帳ケースに、娘のものを加えて使っていましたが、病院に行くと、受付でモタモタしてしまうのが常。
原因を考えてみると、次の2つに思い当たりました。
1.ポーチに仕切りが少なく、2人のものが混在していて、判別がつきにくい。
2.ポーチがパンパンで、ファスナーが引っかかり、出し入れしにくい。
■人別に必要なものを全部入れ、ポケットで分別がポイント
そこでポーチを新調して、息子のもの、娘のものと分けることにしました。急病時にもさっと持ち出せるように、人別で、通院に必要なものが、すべて入っているのが理想的。
まずは通院に何が必要かを考えてみました。
(a)保険証、(b)医療証、(c)診察券、(d)おくすり手帳、(e)母子手帳の5種類。
(e)の母子手帳は、今ではほとんど使いませんが、予防接種の記録などで見返すことがあるので、まだポーチに入れています。
それぞれいつ必要かと考えると、病院の受付では(a)~(c)、薬局では(d)のみでした。5種類がほどよく分けられるポーチがないかなと、見つけたのが、「ハイタイド」の「ジェネラルパーパスポーチ」。
色の種類や、適度なまち、ポケットの数や大きさが、どれも“病院ポーチ”として使いやすそうでした。
ポーチの中身はこんな風に分別してみました。
1.カードサイズの内ポケット2つ
片方に診察券を全部入れ、もう片方の内ポケットには、保険証のみ
2.内ポケット手前にある大きめスペース
母子手帳と医療証
3.外ポケット
おくすり手帳
この分け方は、“病院での動き方に合わせることを意識しています。
病院に行ったら、まずは受付です。ボタンを外して、保険証と診察券、医療証を取り出します。3つにそれぞれ定位置があることで、さっと取り出せるように。同じような形状の保険証と診察券と一緒に入れないことで、探しやすくなりました。
受診後、返却されたそれぞれを元の場所に戻し、処方箋は、お薬手帳を入れている外ポケットに。次に薬局に行ったら、ボタンを外さず、受付で外ポケットのおくすり手帳と処方箋を渡します。俄然スムーズになりました。
診察券を全部入れておくとパンパンになって探しにくいのでは?と思われるかもしれません。わが家の場合、いちばん数の多い息子で10枚の診察券を入れています。帰省先のものまで入っているので、頻度の少ないものは別の場所にしまっておくのも手かもしれません。
ただ、私は以前、頻度の少ないものを別にしまい、収納場所がわからなくなったという経験があったので、一元管理を優先させました(再発行後、診察券はきれいにファイリングされた状態で見つかりました)。
探しにくさは、しまい方で解消しています。しまうときに、手前に戻すようにすると、よく使う診察券が手前に集まり、次に使うときにも探しやすくなるというわけです。
■夫との“育児シェア”にも効果抜群
こちらの“病院ポーチ”、ふだんはリビング収納のボックスの中に、過去のおくすり手帳と一緒に入れています。子ども用があまりに便利で、大人分も作りました。すべて色別で誰の物かが一目瞭然。
共働きのわが家では、子どもの発熱など、保育園からの急なお迎え要請には、夫婦のどちらか、都合のつけやすい方が対応します。夫が病院に付き添うときも、行き慣れた病院に、ここから“病院ポーチ”を持ち出すだけなので簡単です。
以前は、ふたりでシェアするからこその失敗もありました。夫が病院で返してもらった保険証と診察券をうっかり自分の財布に入れたまま戻し忘れたり、逆もまたしかり。お互いが使い慣れた今では、失敗もなくなり、スムーズに運用しています。
これから新入園、新入学の季節。特に小さな子どもたちは、慣れない環境に体調を崩しがちです。職場復帰はしたものの、しょっちゅう早退したり、休んだり…となると、仕方がないとはいえ、心苦しいものですよね。ポーチを作るという準備ひとつで、旦那様とのシェアのハードルが下がるかもしれません。よかったらお試しください。
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ライフオーガナイザー 手塚千聡
ブログ : 不機嫌にならない暮らし