おはようございます。
ライフオーガナイザーで現役会社員でもある手塚千聡です。
子どもたちも外出しにくい今は、家の中での遊びが中心になるもの。床一面に散らかった大小のおもちゃを見て、片づけ方を見直したいと考えているお宅も多いのではないでしょうか。
今日は、当たり前のように使っていたおもちゃの外箱や絵本のブックカバーを取り除いたら、片づけが楽になったおもちゃ収納についてご紹介します。
■カードゲームは外箱をやめたら“出し入れ簡単”が実現
わが家では、トランプやUNO、かるたなどのカードゲームの箱は、購入したらそのまま入れものとして使わずに処分しています。サイズがぴったりの箱にきれいにしまうことが難しいと感じたからです。
ただ、そのままだとバラバラで遊ぶときにすぐに探せないので、アイテム別に「紀ノ国屋」のスライドジッパーバッグに入れて収納しています。
スライダータイプの袋は、まだ小さなお子さんにも扱えますし、開け閉めの動きそのものも楽しいと感じるようです。“袋に入れるだけ”の収納は、子どもや大雑把な私のような大人でも、簡単に片づけられ、片づけへのハードルがグッと下がります。
かるたは、読み札と絵札を分けて入れておくと使いやすくておすすめです。カード以外にも、紐通しおもちゃやすごろく、パズルにもこの収納方法を取り入れています。
スライドジッパーバッグは、リビングに置いた大きなかごに入れるだけ。普段は目につかないけれど、遊びたいときにすぐに取り出せるので気に入っています。
■「レゴ」は外箱をやめたら“省スペース”が実現
「レゴ」のボックスは、見るからに「レゴ」が入っているとわかりやすいし、丈夫だし、あえて処分する発想ってないかもしれません。うちでも最初は使っていましたが、「かさばるなぁ」という気持ちが拭えませんでした。
あるとき、他の場所でも重宝していた「ダイソー」の「積み重ねボックス」に入れてみたところ、俄然使いやすくなりました。「レゴクラシック 黄色のアイデアボックス〈スペシャル〉」の790ピースを、幅15×奥行き22×高さ17㎝の「積み重ねボックス」に余裕で収めることができました。
フタがなく軽くて持ちやすいので、小さな子どもでも好きな場所に運んで遊べます。半透明というのも、カラフルなおもちゃの印象を和らげつつ中身がなんとなくわかり、重宝しています。
今ではこまごましたおもちゃはなるべくこのボックスに入れて、「無印良品」の「ポリプロピレン収納ラック」に並べています。
ちなみに外箱は、すぐには処分せず、数カ月ほどクローゼットにしまっていました。もったいない気もしましたし、子どもたちも入れものが変わるのは嫌がるかもしれないと思ったからです。結局いずれも杞憂に終わり、処分してもう何年も経ちますが「あればよかった」と思うこともありません。
外箱は、不要だと確信が持てるまでは処分せずに、別の場所に移してしまえばOK。「処分するのは後でもいい」と思えると気軽に新しい方法を試せるのでおすすめです。
■絵本はカバーをやめたら“プチストレス解消”が実現
おもちゃの外箱のほか、絵本や書籍にたいていついているカバー類も、すぐに処分してしまうものの一つです。
きっかけは、子どもたちがもっと小さい頃、カバーがあると途中ではずれてきたり、破れてみすぼらしくなったりが気になったことでした。取ってみると、本当にちょっとしたことなのに、しなくていいことや小さなイライラがなくなりました。
・カバーがはずれたりずれたりして読みにくい
・カバーがはずれて散らかっている
・「カバーをつけてしまいなさい」と注意する
・カバーがうまくつけられずぐちゃっと本棚に並んでいる
・破れたカバーを補修する
たとえばこのようなことを、「カバーをはずす」だけで、やったり見たりしなくて済むのです。
子どもの本は、カバーと本体のデザインが同じものが多く、カバーをはずしても中身がわかりやすいのがいいところです。
「カバーをきれいにつけて本を片づけること」は、子どもたちにとって、結構ハードルが高いことなんだと思います。もちろん小さな子どもたちには難しいこともトレーニングだと思いますが、できないと親がイライラしてしまうのであれば本末転倒。「そもそもやめてしまう」は案外おすすめです。
片づかないイライラは、自覚できないほど小さな不快感が積み重なって原因になることも。誰でも簡単にできることなので、ぜひ試してみてくださいね。
ちなみに、わが家では大人の本は原則カバーをはずしません。大人の本は、カバーのデザインが本体と違っていて本の区別がつきにくいので。子どもの本と違って、カバーがあった方が繰り返し読んでも傷みにくいというのもあります。
もう一つ大きな理由が、カバーを処分してしまうとリサイクルショップで買い取ってもらえなくなってしまうことです(私が利用する「BOOK OFF」の買い取りサービスでは、「カバーのないものは値段がつかない」とのことでした)。
これはおもちゃの外箱にも言えることですので、リサイクルを想定される方はご注意くださいね。
わが家の場合は、譲れるおもちゃや絵本は、外箱がないのが気にならない友人に譲ったり、マンション内で取り組む絵本のリユースシステムを利用したりしています。
今日ご紹介した方法は、どれも今すぐ簡単にでき、無意識に難しくなっていた片づけのハードルを下げてくれるものだと感じています。よかったら試してみてくださいね。
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ライフオーガナイザー 手塚千聡
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