奥行きがありすぎて使いにくい!! リビング収納を日常使いするためのポイントとは?

おはようございます。
ライフオーガナイザーで、現役会社員でもある手塚千聡です。

マンション住まいのわが家で、リビングダイニングで唯一の造りつけ収納は、奥行55㎝。大きな棚板3枚がついたこのスペースは、容量があり、つくりも頑丈な分、入居当初は防災用の水を置いてみたり、重量のあるミシンを置いてみたり。リビングダイニングに近い収納スペースなので、機能的に使いたいものの、しまうものがなかなか定まらないスペースでした。

今日はそんな奥行きのある収納スペースが、日常使いできるようになった方法をご紹介します。

奥行きがありすぎて使いにくい!! リビング収納を日常使いするためのポイントとは?

■奥行の浅い棚板を追加して、見渡せる&容量アップ

奥行きがある収納スペースの場合、スペースを有効活用するために、奥にあまり使わないもの、手前によく使うものという置き方をすることがあります。

置き方や置く量により使い勝手は変わりますが、きっちりスペースを使おうとすると使い勝手には目をつむりがちに。そして私は、この二重収納がすこぶる苦手。手前のものをのけてから、奥のものを取ったりしまったりというひと手間がどうもできず、奥のものを戻すときには隙間から押し込んでしまうことも(汗)

そんなわけで収納をなるべく二重にしないことにしていますが、効果的だったのが、奥行きの浅い棚を追加することでした。

奥行きがありすぎて使いにくい!! リビング収納を日常使いするためのポイントとは?

奥行きのある棚の場合、同じ大きさの棚板を増やしてしまうと、棚板の間も狭くなり、奥のものが見えにくくなってしまうもの。棚板を収納用品に合わせて浅くすることで、文具や薬など細々したものを出し入れしやすくなり、全体を見渡せるので、探しものもなくなりました。

ここには書類や文具、電池、工具、薬、病院ポーチ、裁縫セット、毛玉クリーナーなどを収納しています。

わが家のリビング収納はダボ穴がいちばん奥と真ん中、手前の3列あったので、奥と真ん中の2列を使えるように棚板を浅くしました。可動棚でない場合や、ちょうどいいところにダボ穴がない場合は、広いスペースのままサイズに合わせたラックを置くのもおすすめです。こちらの過去記事に事例が紹介されていますので、よかったらお読みください。
>>>奥行のある収納スペースが使いづらい理由は●●のせいかも?

■棚の手前のスペースと側面、扉裏スペースをフル活用!

浅い棚板を使いやすい中段に合計4段増やし、出し入れはしやすくなりました。でも、いちばん使いやすいゴールデンゾーンがもっと活用できたらいいですよね。

わが家の場合、既存の奥行のある棚板の1枚を作業しやすい高さに設置し、奥には書類や電池やフック、文具などを入れた引き出しを置いて、手前を作業台として使っています。書類を仕分けしたり、重い工具箱を出し入れするときの一時置きとして使ったりして重宝しています。

奥行きがありすぎて使いにくい!! リビング収納を日常使いするためのポイントとは?

左右側面にはフックをつけて、よく使うメジャーや、すぐに取れたら便利な懐中電灯などをぶら下げ収納に。そして扉裏には、ファミリーカレンダーや給食の献立表を貼ったり、よく使う文具や活用したいDMなどをぶら下げたりと、空いているスペースをフル活用しています。ねじ止めされている扉は、吊り下げるものが重すぎると歪んでしまうこともあるので軽めのもの限定です。

使用頻度の高いものや頻繁にチェックしたい情報は、扉を開けただけでアクセスできると格段に便利です。よかったら試してみてくださいね。

■二重収納成功の秘訣は・・・?!

なるべく避けている手前と奥に別のものを収納する“二重収納”ですが、わが家のリビング収納で1カ所だけ例外があります。

それは子どもたちのスペース。下段は大人には使いにくいけれど、子どもたちにはアクセスのいい場所なので、習いごとのバッグや、長期休暇中に持ち帰るものを入れるスペースをつくっています。奥にはオフシーズンの制帽や体操服を入れたファイルボックスを息子と娘それぞれ設置。手前には習いごとのバッグ類を棚板に直接置いています。

奥行きがありすぎて使いにくい!! リビング収納を日常使いするためのポイントとは?

ここのスペースは“幼稚園や習いごとのもの”とグルーピングされていて、“季節が変われば奥のボックスにしまっているものを取り換える”とインプットされています。ですので、厳密に何を置いているか覚えなくても、しまったまま忘れてしまうということはありません。手前のスペースには長期休暇のときを除けば常にゆとりがあるので、奥のものを引っ張り出すのも、手前のものを横によけるだけで楽ちん。二重収納のデメリットは感じません。

覚えなくても、自然に連想できてしまうほどグルーピングされていること、スペースにゆとりがあること、この2つで、二重収納にもストレスを感じずに済んでいます。

ついつい物をしまい込んで、納戸化しがちな奥行のある収納スペース。日常使いするシェルフとして使ってみたいという方のヒントになると嬉しいです。

“奥行きのある収納”に関する記事はこちら:
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ライフオーガナイザー 手塚千聡
ブログ : 不機嫌にならない暮らし~会社員ワーママの、ラクしてシェアして、時間を生み出す暮らし術~

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