おはようございます。
ライフオーガナイザー/ファイナンシャルプランナーの長谷部敦子です。
新しい年になって早10日。お金の出入りも通常モードに戻り、落ち着いた頃ではないでしょうか。そんな今、ぜひオススメしたいのが「家計の振り返り」です。3つのポイントをチェックします。
■ポイント1:2018年は黒字?赤字?まずはここから
家計簿をがんばってつけている人でも、「年間で見るとどうだった?」という質問に答えられる人は意外と少ないです。そういう私も、実は数字に強くないので、自分の感覚はアテにしていません(苦笑)。だからこそ、“年間貯蓄額”という一目瞭然な数字をしっかりと目に焼き付けることにしています。
とはいえ、手間は最小限にしたいですよね。私は、銀行口座の年始と年末の貯蓄残高を確認して、差分を計算する方法で、年間貯蓄を計算しています。
関連記事:
>>>家計簿が続かなくても、これならできる! 通帳1つでできる簡単家計管理法
■ポイント2:貯蓄額だけではわからない家計体力
年間の貯蓄額がわかったら、ここからもうひとつチェックします。
それは、「借りているお金」です。わが家の場合は住宅ローンがそれにあたります。他にも自動車ローンや奨学金がある場合などもそうですよね。
銀行口座の貯蓄残高がたくさんあったとしても、借りているお金がそれ以上にたくさんあったら、それは家計の体力があるとは言えません。預貯金などの「資産」と各種ローンなどの「負債」とのバランスがどうなっているかもあわせて確認することで、本当のわが家の家計体力も確認しておきます。
本来は、持ち家や貯蓄型の保険、運用商品なども「資産」に盛り込みます。でも、そこまで考えるのは「無理~!!」となるなら、まずは「借りているお金」を意識することから。
詳しく知りたい場合は、「家計 バランスシート」で検索してみてくださいね。
■チェックポイント3:2018年いちばん良かった使い方は?
家計管理というと、「節約」「貯蓄」というキーワードがよく目につくけれど、それもこれも結局は、お金を“使うため”にするもの。「何にお金を使うと自分たちはより満足できるのか」を知っていることって、とても大切だと思っています。
そこで、1年間でいちばん良かったお金の使い方を夫婦で確認し合います。
2018年はダントツで夫婦揃って「両家の親との家族旅行」。みんなが健康であること、両家揃って行ける関係が築けていることの幸せを改めて実感できるお金の使い方でした。
個人的には、夫は「テント」で、私は「レジかごバッグ(レジをしながら店員さんに商品をバッグに入れてもらえる買いもの袋)」が1番でした。
関連記事:
>>> 夫の趣味にお金はかける? お金の使い方で夫婦がモメないための3つのルール
>>>買うほどじゃない?モノだけど、あえて買うことで解決できた“3つの面倒”とは?
夫は、家族との余暇を通して、私は家事の負担削減を通して、“心のゆとり”を生み出すことにお金を使うことで満足感を得たんだなぁ~と感じました。
使えるお金は無限じゃない。だからこそ、大切に、自分たちにとってより価値を感じる使い方が今年もできるといいなぁ~と思っています。
3つのチェックポイントで、昨年1年間の貯蓄額・家計体力・わが家の理想のお金の使い方がわかると、「今年は意識して家の中と整えることにお金を使おう」とか「惰性で会員を続けているジムをやめよう」とか、自ずと今年1年でやることが見えてくるはずです。
今年1年の家計方針が決まっていると、お金を使うときにも迷いが減ります。
「ふだんは忙しくて家計管理に時間がかけられない!」という人こそ、1年間の振り返りをして“わが家の家計方針”を決めておくと、家計のストレスを減らせるかもしれません。
あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
片づけのプロが買ってよかったもの、使ってよかったサービスはこちら:
・片づけのプロ7人に聞く!2016年を振り返って「買ってよかったもの、使ってよかったサービス」
・片づけのプロに聞く!2017年を振り返って「買ってよかったもの、使ってよかったサービス」
・インスタで話題の保存容器から、冷蔵庫が片づく調味料まで!片づけのプロが満足した「買ってよかったもの」(2017年版)
ライフオーガナイザー 長谷部敦子
ブログ:生き方デザイン練習帖