おはようございます。
ライフオーガナイザーの東風平美穂です。
毎日の家事というのは、名もなき家事から掃除・洗濯・炊事の定番家事まで、多種多様にわたります。それぞれ得意な家事・嫌いな家事があるかと思いますが、わたしは「食器洗い」がダントツの一位で嫌いです。特に夕食後には「やりたくないなぁ」とサボりぐせが出てきてしまいます。
とはいえ毎日のことですから、やらないと溜まってしまうだけ。少しでも楽にできるように工夫していること、サボりぐせに打ち勝つための考え方をご紹介します。
■そもそも「やらない」という選択もある!
ライフオーガナイザーの考え方としては、やりたくないことがある場合は「苦手なのはなぜ?」と理由を細かく分析し、「どうだったらできるのか?」「やらないですむことは可能なのか?」というふうに考えていきます。
わたしが食器洗いが苦手な第一の理由は、「食べ残しや汚れを触るのが嫌だ」ということ。娘を妊娠したときに、食べ物に対する感じ方が変化し、突然洗い物ができなくなってしまいました。
そのときは夫が担当してくれました。とても丁寧に、水と時間をたっぷり使って食器を洗ってくれる夫、気になる水道代には目をつぶり、やってくれたこと自体に感謝するようにしていました。最近はわたしがメインの担当に戻ってきていますが、わたしがやらなくてすむように、まずは、さらっと夫に頼んでみるというのも方法です。
どうしてもやりたくないときは、「明日やる」と開き直るというパターンもあり。けれども、罪悪感を持つのは良くないですから、自分を責めないようにしています。「今のわたしの気持ちを最優先してあげたのだ」ということで(笑)
■一人でやらない、誰かを巻き込む
第二の苦手な理由は、「食器洗いは孤独な作業である」ということ。わが家のキッチンは対面式ではなく、クローズ型です。料理に集中できるのはいいのですが、洗い物をするときに一人でするのがなんだかさみしい。ほかの家族はテレビを見たり遊んだりして、「なんでわたしだけ!」と疎外感を感じてしまいます。
そこで、小学三年生の息子を巻き込むことにしたんです。お手伝いにあまり積極的ではない息子ですが、お母さんと一緒にやる、というのが楽しかったようで、誘うと毎回ご一緒してくれるようになりました。
3歳の娘に作業をさせるのはまだ難しいですが、やり方を見てもらうことで、今後の戦力になることを期待しています。
■グッズやごほうびでモチベーションを上げる
空間の見た目というのは、気持ちの変化に大きく影響します。お花を飾ると、きれいだから、そのきれいを保ちたいという作用が働き、美しいお花さんのためにも「よーし、洗い物するか!」という気持ちになれるんです。
先日、たまたまスーパーで目にした「カラフルジョイ」のチラシ。詰め替え用ボトルに、二種類の洗剤を混ざらないように注ぐと二層になり、オーラソーマのカラーボトル風になる、というものでした。やってみたら、とってもキレイで見るたびテンションが上がり、不思議と洗剤を使いたい気持ちになるので、洗い物をするハードルがぐんと下がりました。
また、腕カバーは、装着することで「よし、これから洗い物をするぞ」という決意を強めてくれるアイテムです。そして、「みんなで食器を洗い終えたら、アイスを食べてもいい」というルールも作りました。
■やりたくないなぁ・・・サボりぐせが出てきたときは
やらなきゃいけないけど、なんだか気が乗らない……、そんな気持ちを切り替えるためにやっていることは、「自分で自分にプレゼントを贈る」という考え方。
娘を妊娠したとき、翌日へ持ち越す日々が続きました。朝起きて、どんよりしたシンクを見るのが嫌で、ある夜、えいっとその日のうちに終えたことがありました。翌朝のシンクは澄み切ってキラキラ、お部屋自体の空気もすきっとさわやかさが充満しています。そのとき「ああ、昨日のわたし、どうもありがとう」と思ったんです。昨日のわたしから、思いがけないプレゼントをもらった気分でした。
それ以来、「明日のわたしにプレゼントを贈ったら喜ぶはずよ~」と気持ちを切り替えることもできるようになりました。サボりぐせが顔を出したときは“明日のわたしにプレゼント”を贈ってみませんか?
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ライフオーガナイザー 東風平美穂(こちんだみほ)
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