おはようございます。
ライフオーガナイザーの東風平美穂です。
毎日使う洗面所やキッチンの収納で、「ものが取り出しにくいな」とストレスを感じることはありませんか? 1回あたり1秒2秒でも、毎日のことだから積み重なると大きな時間になりますよね。
イラっとしたときがオーガナイズのタイミング!ということで、4年前の引っ越しのときから、大きな変更はせずに使っていた洗面台の鏡裏収納を、オーガナイズしてみました。やり方の手順と、使い勝手が抜群に良くなったコツをお伝えします。
■まずは残らず全部を出してみる
わが家の鏡裏収納は三面鏡になっていて、両端が25cm真ん中が50cm幅、高さ110cm、奥行きは15cmあり、かなりの大容量です。
まずは収納スペースに入っていたものを、いったんすべて出してみます。すると、子どもの実験教材でとっておいた薬品や、歯科で作った主人のマウスピースなど、「こんなのあったっけ?」というものが出てきました。
ものの総量を一目瞭然にするためにも、忘れ去られたものを発掘するためにも「すべてを出す」ということは大事なんです。
液体などこぼれやすいものもあるので、ブルーシートを使うと安心ですよ。
■4つのキーワードで分類。4つだから迷わない
次に「よく使うもの」「たまに使うもの」「ここではないもの」「処分するもの」の4つのキーワードで、分けていきました。
「いる」「いらない」ではなく、キーワードは4つなので、迷うことなく分けることができます。もう使わない香水や、髪が長かったときに使っていたカーラーや整髪料などもありました。
髪を切ったときに、スパッと処分できればいいんですが、もったいない気質のわたしは、「いったん保管しておいて、時間がたつと手放せるようになる」というタイプです。定期的な見直しが大事ですね。
処分する、と決めたら即ゴミ袋へ入れましょう。
■イラっとする原因はこれだった! 利き手とものの配置に???
鏡の扉がワンタッチで着脱可能なものだったため、扉を外して作業をしたのですが、このおかげで全体を俯瞰して見ることができました。
「なんだかうまく使いこなせていない」と感じていたのは、特に左側の扉を使うとき。利き手ではない左手で出し入れすることがむずかしく、扉の開口部も少なかったからでした。また、毎日メイクをするのに、左側からと中央からと2ヵ所からメイクグッズを取り出していたのも、アクション数が多くてストレスの原因でした。
そこで、毎日使う“メイクグッズ”と“コンタクトグッズ”は、「無印良品」のメイクボックスを使い、セット化することでアクション数を減らしました。
■自分にとって使いやすい配置にするポイントは、棚板の高さ
三面ある鏡扉のうち、「真ん中」がいちばん使いやすい一等地、つぎに使いやすいのは空間があり、扉を開けやすく取りやすい「右側」、「左側」はすぐ壁があり、ものが取りづらい場所です。
ものを配置していくにあたり、「自分が取りやすい場所と位置はどこなのか」ということをしっかり考えました。
腰から目の高さまでが収納のゴールデンゾーンと言われています。ゴールデンゾーンを余すことなく使えるように、棚板の位置を変えてみました。身長150cmのわたしにとってのゴールデンゾーンは下の2段だけ。その上の段は、夫なら使いやすい位置です。
そうして“使用頻度”と、“使う場所に近い位置”を考慮して、定位置を決めたのがこちらです。
①一等地には毎日使うメイクセットとコンタクトセット、ヘアケアスキンケア用品
②たまに使うパックやアロマグッズ
③右下に洗濯機があるので、洗濯洗剤、上靴洗いグッズ
④この右側奥には浴室があるので、入浴剤などお風呂で使うもの
⑤毎日は使わないクレンジングやコットンなど
⑥たまに使うボディケア用品
⑦夫の整髪料や身だしなみグッズ、消毒用アルコールなど
⑧コンタクト用品、日用品のストック
棚板の位置を変えて、一等地にいちばんよく使うものを配置することで、使い勝手がグンと良くなりました。日々のちょっとしたストレスは、視野を広げて俯瞰してみることで、原因と対策が見つかるかもしれませんね。
洗面所の収納に関する記事はこちら:
・何を? どれだけ? どう収める? 極狭洗面台の使い方
・「どう使いたいか?」から考えた、狭さをいかす洗面所収納
・小さい子どもでも自分で身支度できる! 洗面所収納3つのポイント
・放り込むだけ!の収納に「ワクワク感」や「的」をプラス ラクに維持できる収納の工夫とは?
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ライフオーガナイザー 東風平美穂(こちんだみほ)
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