おはようございます。
ライフオーガナイザーの秋山陽子です。
5月12日は、母の日ですね。みなさんは、何かプレゼントを考えていますか? 私は、昨年そごう・西武がWEBで公開し、話題となった「母の日テスト」が、今年は書籍で出版され、さっそく購入してみました。
■東大生の正解率30%「母の日テスト」とは?
昨年、東大生が挑み、テストを受けている動画が130万回以上再生されるなど話題にもなった「母の日テスト」。なんと正解率が30%だったとか。テストの採点は、参加した学生が母親に電話をかけて自分たちで行うというものでしたが、ここにドラマがありました。
「もっと母のこと聞いてみようと思います」
「久しぶりにゆっくり話すことができた」
「え〜、どうしたの? 急に」
親子で照れくさいながらも喜んでいる姿がとても印象的で、見ているだけでもあったかい気持ちになったんです。
参考:西武・そごう 母の日テスト
そんな昨年の反響から書籍化された「母の日テスト」本。
「母の日テスト」本は、母にまつわる100の問題が掲載されており、母の好みや歴史など幅広く出されている問題の答えを記入して、プレゼントとして送れるようになっています。
■孫からの質問と故郷を訪ねたことで蘇える記憶
さっそく書き始めてみると、母のことを「知っているようで知らない」ことに気がつきます。そんなとき、母子手帳のことで実家に帰る機会があり、母が生まれた頃の話になりました。
>>>「母子手帳はいつまで使う?誰が保管?」 助産師に聞く母子手帳の役割
1年前、故郷の思い出のある路線が廃線になるというニュースが流れたとき、「もう一度行ってみたいね〜」とつぶやいていた母。それを聞きながらも実現できず、どこか私の頭の中にもやり残している感がありました。同時に、少し前までは身軽に出かけていた母も、現在81歳となり、どこか気力が落ちているのも気がかりでした。
それでも、生まれて18歳まで育った町の話は、「行ってみたいわ~」と声高な母。そこで、ちょっと早い「母の日」のプレゼントとして、母の故郷を訪ねることにしました。娘と私3世代で1日ドライブです。
60年も前のこと。町の様子も変わり、それでも商店の名前や近くに流れている川を見ると、「もう少し行くと、美容院がない?」「この辺りでね、魚釣りしてたら、“女の子が魚釣りせんよ”っとよく怒られてたんよ〜」「初めて雑誌を買ってもらってね、あれは何歳くらいだったかね〜」会話が止まりません。
車から降りて歩いてみると、「まぁ、もっと大きい町のイメージだったけど、こんなに小さかったかしら……」と、孫に話す母は、どこか照れながらも懐かしく嬉しそう。「学校はどこにあったん?」、孫からも次々に質問されると、記憶もどんどん蘇ってくるようでした(笑)。そんな1日の会話が、その後の「母の日テスト」の正解率をあげることになりました。
■母の日テスト効果!「行きたい」「見たい」母の気力アップ
最初は、母のことを意外に知らないことに気づくばかりでしたが、故郷の写真も添えながら、どんどん答えられるようになっていくと、母以上に私や娘の嬉しさが出てきたのです。
「おばあちゃんが新婚時代に行った老舗のお店に今度行けるといいね」
「昔、日本舞踊の先生しよったんなら、舞踊を見に行くのもいいよね~」
そう、ドライブ中に知った母のことで、次々に「遊び案」が浮かびます。孫の声に、母も気力アップしたように見えます。
実は、実家をよくのぞいて見ると、これまでの母の日のプレゼントで、「使わないけど捨てられないもの」になっているものが結構あったのです。ものだけがプレゼントとは違いますね。形にこだわり過ぎていました。
いつまでも元気でいて欲しいですが、知らず知らずのうちに年も重ねている母。これからは、もっと母のことを知り、喜んでくれる時間のプレゼントに切り替えていこうと思いました。
母の日のプレゼントに関する記事:
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ライフオーガナイザー 秋山陽子
ブログ:うちらしく暮らしやすく シンプルing