おはようございます。
ライフオーガナイザー の秋山陽子です。
皆さんは、キッチンの調理器具をどのように整理されていますか?
ガスレンジの前に吊っている、ツール立てなどに立てて入れているなど、いろいろな収納の仕方がありますが、愛媛県在住のマスターライフオーガナイザー、鶴見恵子さんは、ガスレンジとシンクの間にある引き出しを使っているそう。
引き出しの中に入っているアイテムを数えてみると、なんと全部で56個!
これらの調理器具がすべて、取り出しやすく、元に戻しやすく収まっているそうです。。
ポイントは、使用頻度に合わせた配置と、調理器具の大きさと形を吟味すること。今日は、鶴見さんが工夫している、引き出し一つに必要な調理器具をすべて収める秘訣をご紹介します。
■「収めたい調理器具」を選び、使用頻度で分類
まず始めに、そこに入れたい調理器具を選びます。どんな料理をよくしているかによって使う道具が違いますし、たくさん入れすぎると引き出すときに引っかかったりしてイライラの元になりますから、慎重に選んでいきます。
さらに、選んだ調理器具を使用頻度で分類しています。
鶴見さんが毎日使うのは、
・お玉
・しゃもじ
・さいばし
・大さじ、小さじ、計量カップ
・番茶の葉を濾すための茶こし
・キッチンばさみ
・味見用スプーン
ときどき使うのは、
・トング
・ゴムベラ
・すりこぎ棒
・揚げ物用網
・ビニール袋の口を止めるクリップ
・楊枝
あまり使わないけど、手元にあると便利なものは、
・ピザカッター
・ロート
・ポテトマッシャ―
・缶切り
・ドライバー
・温度計
使用頻度で分類しているのは、よく使うものを取り出しやすい位置に入れたいからだそう。
■分けたグループに合わせて、引き出しの中を仕切る
引き出しの中に、使用頻度で分けたグループに合わせて仕切りを作ります。
引き出しを開けたときに取りやすい位置①には「毎日使うもの」、真ん中あたり②には「ときどき使うもの」、「あまり使わないけど、手元にあると便利なもの」は③奥の方に配置します。
よく使うものは取り出しやすい手前に定位置!頻度で配置を決めることは、ラクに戻せるポイントですね。
■仕切りに収まるように、調理器具の大きさと形を吟味する
仕切りをつけることで使い勝手はよくなりますが、引き出しの容量は決まっていますから、快適に使える量も制限されます。
そこで鶴見さんは、調理器具の大きさと形を吟味して、小さなサイズのものに変えるか、重ねられる形状のものを選ぶようにしているそう。その結果、これだけの数が収まるようになったのだとか。
お気に入りは、小さなポテトマッシャ―や揚げ物をするときに使う網杓子です。小さくてもちゃんと役割を果たすし、フォルムが美しく、引き出しに戻したときに場所をとりません。
同じ用途のものをたくさん持つときには、同じ形で、重ねられるものを選んでいます。たとえば、お玉や菜箸、計量スプーン、味見用スプーンなどです。
その結果、多くのアイテムが集中しているのに、使いやすく、戻しやすい引き出しになったそう。
なるほど!!「使いたい調理器具が入りきらない」とか、「お玉が3個必要だけど、うまく収まらない」ときは、同じ形のもの、同じ用途だけどサイズの小さいものを探してみること解決してくれそう。私も調理器具を見直したくなりました。
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マスターライフオーガナイザー 鶴見 恵子
HP:つるちゃんの森と暮らし舎
編集:秋山陽子