おはようございます。
ライフオーガナイザー/一級建築士の和田さや子です。
家を建てるときには、選ばなくてはいけないことがたくさんあります。その中でも“キッチンの設備選び“は、選択肢がたくさんあるので大変です。
打ち合わせをしていると、多くのお客さまが迷われるオプションが3つあります。1つめは食洗機の仕様、2つめはレンジフードの仕様、そして3つめは扉材の色です。メーカー間で比較するのはもちろん、同じメーカー内でもアップグレードをして、良い仕様に変えることが多いのもこの3つです。
一方で、ガスコンロは、「ふつうに使えれば十分」「そんな良いものにしなくてもいいでしょ」と、思われる方が多くいらっしゃいます。
ところがいざ住み始めてから、別に家事時短家電を買い足す人が少なくありません。それならば、最初から必要な機能が備わったガスコンロがあるといいですよね。
■ガスコンロに最低限ついていてほしい3つの機能
今のガスコンロは、安全装置が義務付けされており、従来のものに比べると格段に安全になりました。それに加えて、さまざまな機能が選べるようになっています。その中でも、最低限ついていてほしい機能を3つご紹介します。
1.温度調節機能
140~200度で温度をキープできる機能。揚げ物をするときに油の温度をキープしたり、ホットプレートのように一定の温度で調理したりするときに便利です。
2.オートボタン
炊飯や湯沸かしなどが終わると、自動でガスが止まるので、空焚き防止などに役立ちます。
3.無水両面焼きグリル
グリルは、上下の火力が別々に調節できて、トレーに水を入れなくても良いものがいいですね。
今まで使っていた機能が、新しいガスコンロについていないとがっかりするものです。これらの基本機能がついているかどうかは、しっかり押さえておくといいですね。
■アプリと連携したオートメニューで時間がうまれる
2019年8月に新しく発売された、「リンナイ」の「デリシア」は、家事時短に役立つ機能が満載です。「デリシア」が他のガスコンロと大きく違う点は、アプリと連携することで、自動調理の幅がぐんと広がったところです。
たとえば、先日「デリシア」の料理教室で体験したメニューはこちら。
奥のコンロ 【ハーブサラダチキン】
右のコンロ 【無水調理ビーフシチュー】
グリル 【ローストビーフ】
このときは3品でしたが、左のコンロも加えた4か所で同時に自動調理機能が使えます。
どのメニューも下ごしらえが終わったら、アプリからメニューを送信して点火。火力調整を自動でしてくれるので、コンロの前で見張っておく必要はありません。他の家事をしたり、子どもとゆっくり向き合ったりすることに時間が使えるようになります。
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また、アプリは外出先でも開くことができるので、必要な材料をチェックしながら買い物ができるところも便利そうです。
最近人気の時短家電、ヘルシオのホットクックに限りなく似たことが、このコンロでできるというわけです。
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■専用鍋「ザ・ココット」があれば鍋も買い足し不要
デリシアのオートメニューを使うときには、標準でついてくる「ザ・ココット」という鍋が活用できます。この鍋はグリル調理にダッチオーブンとして使えるのはもちろん、コンロの上に置いて無水鍋としても使うことができます。
無水鍋といえば、ホーロー鋳物の重いものが人気ですが、この「ザ・ココット」は軽くて扱いも簡単。かなり、使える鍋になりそうです。
デリシアの価格は税抜き定価で約32万円。同メーカーの「マイトーン」というシリーズと比べると、15万円ほどの差があります。定価で15万円ですので、値引き後の価格差は10万円くらいでしょうか。
コンロが10万円も高くなるときくと、尻込みする気持ちもありますが、別で時短家電を買うことを考えれば、全然高くないアップグレードになりそうですね。
「コンロなんてどれも一緒」なんて思わず、機能をしっかり比較してみてくださいね。
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ライフオーガナイザー/一級建築士 和田さや子
ブログ : 建築士×ライフオーガナイザー®と建てる“忙しくても片づく家”