おはようございます。
ライフオーガナイザー の秋山陽子です。
ここのところ、いちだんと目にするようになったキャッシュレス情報。前回、キャッシュレスに対する漠然とした不安の1つ、セキュリティについて木原ことのさんに教えてもらいました。
>>>その支払い方法は大丈夫? キャッシュレス化の漠然としたセキュリティ不安を解消しよう
セキュリティの不安はなくなったもの、スマホ決済を使った場合、お金の管理はどうなるのでしょうか?木原さんのお金の管理の方法を教えてもらいました。
■家計管理のコツは、お金の流れを見える化すること
みなさん、家計の管理はどのようにされていますか? 「家計管理のコツは、お金の流れがよくわかることですよ」と、木原さん。実際に、フロー図を作っていました。
左から、
①予測できる1年間に使うお金の計画貯蓄用口座
②1ヶ月の生活費の口座
③貯める目的の貯蓄口座
と、大きく3つの口座に分けています。
口座の使い分けだけでなく、支払い方法まで記録しているのですね。これは、わかりやすい!毎月の管理が必要なのは、②の生活費だということも一目でわかります。
■決まった支払いは引き落としやクレカで。残金をやりくり費に
木原さんは、ご主人の給与口座から、2つの貯蓄金を引いたものを、今月の生活費としています。今月の生活費から毎月決まった支払いのもの(住宅ローンなど)が、クレジットや口座引き落としによって引き落とされます。残った金額を今月使えるお金「やりくり費」としているそう。
「やりくり費」とは、生活に関わる食費や日用品のことですが、「普段買い物にいくお店で使うお金のイメージです」と、木原さん。お店によってクレジットと現金で使い分けて管理してるようです。
木原さんも、これまでは少額のものは現金支払いをしていたそう。というのは、毎日の少額な買い物をクレジットカードで支払うのは大げさな気もしたり、クレジットカードを小売店で提示することにも少し抵抗があったから。
半年前からスマホ決済を取り入れ、これまで現金で支払ってきたものはスマホ決済へと移行しました。今では、お小遣いもLINE Payで送金となり、現金を使うことがほとんどなくなったそうです。フロー図を作っておくと、何が移行されたのかもわかりやすいですね。
■最適なスマホ決済選びは、「お得」より生活圏に合わすこと
数あるスマホ決済で何の種類を選ぶのかは、「お得なキャンペーンより生活圏に合わすこと」と、木原さん。木原さんの場合は、近所のスーパーや薬局、コンビニで現金を使うのがほとんど。よく行くお店がどの種類の決済を導入しているのかをまず確認したそうです。
ついつい、家計の管理では費目別の管理ばかりに目がいきがちだったり、スマホ決済しようにもお得な情報に飛びつきそうになったり(笑)。自分がどこでお金を使っているのか、しっかり整理しておくことが、最適なスマホ決済選びにもつながりそうですね。
「この半年ほどで、現金からスマホ決済を利用するようになりましたが、レシートがなくても使った履歴が残ってポイントも貯まる。レジが早い。小銭が増えない。お金の管理がシンプルになりました」と、木原さん。
今は、2種類程度のスマホ決済サービスを使い分けているそう。次回は、スマホ決済サービスの使い方についてお届け致します。
家計管理に関する記事はこちら:
・家計管理が苦手な人こそオススメ!昨年1年を振り返って今年の“家計方針”を決めよう
・家計管理、何から始める? 予算立てにも使える“家計カレンダー”
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ライフオーガナイザー 木原ことの
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編集:秋山陽子