おはようございます。
ライフオーガナイザーの前田梨絵です。
「片づけなんてめんどくさいし、何も困ってないし、時間があるなら遊びたい!」と大半の小学生高学年男子はきっと思っているはず! そんな高学年男子たちとオーガナイズをしました。
■“かたづけ自由研究ワークシート”の手順にそって進めるだけ
使ったのは、日本ライフオーガナイザー協会の「片づけ脳力検定ウェブサイト」にある“かたづけ自由研究ワークシート”です。
用紙をダウンロードしたら、カメラ・画用紙・のり・ハサミ・筆記用具を用意し、手順にそって進めていきます。
■手順は「書き出す」「片づける」「まとめる」の3ステップ
ステップ1:書き出す
片づける場所や困っていることを書き出していきます。
初めはなかなか出てこないものです。そんなときは「この消しゴムってすぐ取り出せるん?」「この鉛筆短すぎてめっちゃ持ちにくくない?」など声をかけると、「そうやな〜、定規が多くてじゃま」「コンパスの針のキャップがどっかにいって針が刺さる〜」「ボールペンの割れた部品も手に刺さる!」など、「困ってるを通り越して危ないやん!」なんてことまで出てきました。
ステップ2:片づける
中身を一旦全部出し、使う・使わない・迷う・いらないなど4つに分けたら、出し入れしやすいように戻していきます。
分ける作業では、子ども同士で「これは?」と聞きながら進めていました。
ステップ3:まとめる
工夫したところや大変だったことなどをまとめたら、ワークシートを切りぬいて画用紙に貼りつけていきます。
普段なら「こんなん、めんどくさーい!」となりがちな高学年男子も、友達と一緒なら画用紙の色を選ぶところからノリノリです。タイトルは3人で考えて「かたづけオーバーチャレンジ」に決まりました。
■どう変わった?筆箱オーガナイズビフォーアフター
結果、どう変わったかというと、片づけ前はこちら。
そして、片づけ後がこちら。
見た目にはあまり違いはありませんが、
・使っていないものを減らし鉛筆を取り出しやすくした
・鉛筆にはキャップをし、筆箱が汚れないようにした
・定規は横のポケットに入れてすぐに取り出せるようにした
・ボールペンの割れた部品が手に刺さらないように筆箱から出した
と、こんなふうに変わりました。
あれから数カ月たち、実は先日「筆箱どうなってる〜?」と見せてもらいました。すると、一度芯を出したら叩きつけないと戻せないらしいボールペン、縦半分に割れた鉛筆のキャップ、壊れたボールペンの金具が埋め込まれた消しゴムなど、「なんでこうなる!?」と笑うしかない筆箱に戻っていました。
けれどももし、本人にとっての“困った!”が出てきたら、今度は自分でオーガナイズできるはず!と母は信じています。
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ライフオーガナイザー 前田梨絵
HP : 壁紙から始める新しい暮らし