おはようございます。
ライフオーガナイザーの原田ひろみです。
一緒に住む家族でも同じ収納方法ではうまくいかなかったり、なかなか元に戻してくれないと感じたことはありませんか? わが家は夫と私、別々のクローゼットに衣類を収納しています。
一見、同じように見えるクローゼット収納ですが、収納方法は少しずつ違います。
今回は、夫婦のクローゼット収納を比較しながら、それぞれの使いやすさを優先したクローゼット収納についてご紹介します。
■吊るす収納は「アイテム別」と「シーン別」
まずは、ハンガーにかける衣類収納について。私は「アイテム別」に収納し、さらに色別に並べています。
仕事とプライベートで着る服にあまり差がなく、洋服は「ボトム」→「トップス」→「アウター」の順で選んでいきます。なので、アイテムごとに並んでいると私には選びやすいのです。
夫は、「シーン別」に分け、仕事用とプライベート用で洋服を分けて収めています。
吊り下げ収納ラックの右側は仕事用のスーツ、左側はワイシャツと休日用の洋服を掛けています。上下セットのスーツは、ジャケットとボトムを一緒に並べ、上下別々のジャケットとボトムは、アイテムごと並べているそうです。
夫婦でも洋服の選び方は違うし、自分たちが使いやすいように収めたら、このような配置になりました。
■引き出し収納は「立てて収納」と「重ねて収納」
次に引き出し収納について。 私は、衣類を立てる収納と重ねる収納に分けて収めています。
引き出しを開けたとき、パッと見渡せる状態だと選びやすいので、オールシーズン着る衣類は立てて収納するようにしています。保管しているオフシーズンの衣類は、深い引き出しに重ねて収納。深さがある引き出しは、立てるとシワになりやすいことと、重ねた方がたくさん収まるのであえて重ねて入れています。
夫は、衣類をすべて重ねて収納しています。
ボトムもポロシャツも重ねた状態に。「どこに何があるか、だいたい把握できているからこれで充分!」とのこと。どの引き出しに何をしまうかも、ざっくり。しまう場所が変わったり、きっちり決める必要性を感じていないそうです。
夫のマイルール収納は、私には把握できないことも多いので、本人に任せるのが一番!私はノータッチです(笑)。
■吊り下げラックに収めるものは「トップス」と「帽子」
クローゼットには、二人とも吊り下げ収納ラックを使っています。
私は、吊り下げ収納ラックにしわになりやすいもの、型くずれが気になるオンシーズンのトップス類を入れています。
クローゼットを開けたとき、パッと見渡せる状態が使いやすいことと、見えないと“あることを忘れてしまう”ため、この方法に。
夫は、帽子、マフラー、ハンカチなど小物を収納しています。実は、私が勧めて夫も最初はポロシャツを入れていました。けれども、使っていて「ポロシャツはここじゃないな~」と思ったらしく、自分で帽子収納に変えていました。
私がいいと思う方法が、夫にも使いやすいとは限らないということ。使う人に合わせることが大切ですね。
ちなみに、クローゼットにしまうときもそれぞれのタイミングで。洗濯が終わった衣類を私はなるべく早く戻したいけど、夫はその日のうちにクローゼットにしまうときもあれば、3日ほどそのままのときも。そこはお互いのルールで口出しはしません(笑)。ただ、あちこち出しっぱなしにならないように畳んだ衣類は、クローゼットの前にランドリーボックスにまとめて入れておくことは決めています。
夫婦のクローゼットを比較してみると収納方法はそれぞれです。効率を求める私と、自分のルールでゆるく管理したい夫。お互いの使いやすさを尊重することが、平和に暮らすコツだと思っています。
クローゼットの収納術はこちらでも紹介しています:
・「引き出し収納」vs「吊るす収納」、使いやすさを優先したクローゼット収納とは?
・片づけのプロのクローゼットで「あえてしない」3つの定番収納ルールとは?
・狭いウォークインクローゼット、“脱・●●収納”で使い心地アップ
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ライフオーガナイザー 原田ひろみ
ブログ:「洋服・暮らし・時間」大切なものを自分で選び取る整理術