おはようございます。
ライフオーガナイザーで現役会社員でもある手塚千聡です。
明日はクリスマスイブですね。
この季節、何かと贈り物を選ぶ機会も多いもの。時間を取れれば、相手のことを考えながら贈り物を選ぶ時間もいいものですが、忙しかったり、贈る人が多かったりすると結構負担を感じませんか?
今日は、わが家で唯一、気持ちよく定着している贈り物の習慣についてご紹介します。
■贈り物習慣、好きなのに負担に感じる理由とは?
お誕生日、母の日、父の日、クリスマス…etc。年間を通じてお祝いのシチュエーションはいろいろありますね。私はプレゼントを贈り合う習慣は大好きなのですが、結婚して子どもが増えて頻度が多くなると、時間に追われ、ついついおざなりな作業になりがちでした。
一時期は、「そんなくらいなら虚礼廃止!」と家族同士でのプレゼントをしないと宣言したこともありました。ただまったくしないとなると、イベントも少し味気なく、何よりプレゼント選びの楽しさも一気に失い、一抹の寂しさを感じるように。
今はほどほどに復活させていますが、なかでも夫婦で贈り合うクリスマスプレゼントについては、選ぶのももらうのも楽しみで、負担も少ない贈り物習慣としてすっかり定着しています。
■クリスマスプレゼントの2つのルール
わが家のクリスマスプレゼントには2つのルールがあります。
ひとつは、「贈るのは本限定」というもの。この縛りのおかげで、限りなく広いプレゼント対象が、ぐっと絞られます。探すのもネットとリアルの書店のみ。それでいて「本」にもいろいろなジャンルの本があるので、選択肢に困ることはありません。
「プレゼント、何にしよう?」では迷いが多すぎると感じましたが、「どんな本を選ぼう?」くらいだと、相手のことを考えながら選ぶ時間も楽しいと思えるようになりました。
もうひとつのルールは、「選んだものを渡すまで秘密にしておく」というもの。
夫婦のプレゼントって、お互い欲しいものをあらかじめ聞いて贈るというスタイルになりませんか? 私のまわりでは「リクエストを聞いてプレゼントする」人が半数、「プレゼントすらしない」という人が半数くらい(笑)。
本当に欲しいものを欲しいタイミングでプレゼントをしてもらえるのはすごく実用的でいいのですが、プレゼント好きの私としては少々味気ない気もしていました。
ただ、サプライズって素敵なことばかりでもありません。恋人から夫婦になるとお財布が一緒のことも多いですし、お互いの好みも関心も違うと、まったくのサプライズにはリスクがつきものです(笑)。
その点、本だと高価すぎることもなく、たとえ少々好みではなくても、お互いの違いを楽しむ余裕が生まれるのです。
本にはテーマやメッセージがあるのもいいところです。
相手が好きそうなものだけでなく、「いつかこういう旅をしたいよね」と旅行記を選んだり、「子育てを一緒に楽しもう」と個性豊かな子育てのエッセイや子どもの写真集を選んだり。自分の気持ちを込めやすく、相手にも伝わりやすいところが気に入っています。
■贈り物ルールづくりのポイント
わが家は夫婦ともに本や書店が好きなので、ルールを決めるときにさほど悩まず、「本がいいんじゃない?」ということになりましたが、7年も続いている一番の理由は、やっぱり好きなものだから。
もし贈り合う相手が本に興味がないタイプだと、プレゼント選びにも苦痛が伴うかもしれませんし、あまり好きでないものが家のなかを占拠していくのも嬉しくないかもしれません。プレゼントのジャンルは、お互いが好きで選ぶことを楽しめるものに絞ることがポイントです。
そしてジャンルは広すぎると選ぶ負担があまり減らないので、「ファッション→靴下」、「グルメ→チーズ」というように、絞っていくのがおすすめです。アイテムを限定すると、その中から何を選ぼうか考えるのがかえって楽しくなるように思います。
クリスマスも目前!今から間に合う“贈り物習慣”、よかったらお試しください。
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ライフオーガナイザー 手塚千聡
ブログ : 不機嫌にならない暮らし~会社員ワーママの、ラクしてシェアして、時間を生み出す暮らし術~