鉢植えの土を再利用したい! なるべくラクにリサイクルする方法と注意点

おはようございます。
ライフオーガナイザーでグリーンアドバイザーの山田由乃です。

屋上や庭に面したデッキで、花や野菜を鉢で育てて楽しんでいますが、以前は使用済みの古い土を容器にためこんだままでした。

古い土は、植物に養分を吸われ、古い根も残り、土の構造も崩れています。また病害虫が潜む可能性もあるため、そのまま使用しても新たな植物が元気に育ちにくいのです。

そのため新しい植物を植えるときは、新しい培養土を購入し、古い土は気が向けば多少混ぜて使うだけ。結果的に土の量がどんどん増えていき、保管場所に困っていました。

そこで、古い土を再生してリサイクルすることにしました。限られたスペースのなかで、いかにラクにリサイクルするか、試した方法をご紹介します。

鉢植えの土を再利用したい! なるべくラクにリサイクルする方法と注意点

■日光消毒ではなく、鉢に土を入れたまま熱湯消毒をする

土のリサイクル方法をいろいろ調べていたところ、よく目にしたポイントがありました。「ふるいにかけて古い根などを取り去る」、「土を袋に入れて日光消毒をする」、「土に再生材や肥料を混ぜる」の3つ。

なかでも日光消毒は、湿らせた古い土を黒い大きな袋に入れて口を縛り、数日間、直射日光を当てると、袋の中が高温になり、土の中の病害虫が死滅する、というもの。

鉢植えの土を再利用したい! なるべくラクにリサイクルする方法と注意点

今後も安心して再生した土を使うためには、消毒は大事にしたい作業です。でも実際に土を鉢から袋にまとめると、量によっては重くなり、その後の作業も大変でした。

さらに屋上で日光が当たる場所は、洗濯物を干す場所や憩いのスペースも兼ねるため、土入りの袋を数日置いておくのは、邪魔に感じます。

そこで、古い土は鉢に入れたまま、枯れた植物などあれば取り、やかんで熱湯をかけて消毒することに。

鉢植えの土を再利用したい! なるべくラクにリサイクルする方法と注意点

土が乾くのを待つ間は日当たりも気にしなくていいので、邪魔には感じず、その後の再生作業も鉢ごとでしやすくなりました。

■大まかに古い根をとり、再生材や肥料を混ぜる

以前は、消毒前の土を園芸用のふるいにかけ、古い根をこまかく取り除いていましたが、時間もかかり、とても面倒でした。今は、熱湯消毒済みの乾いた土を園芸用シートに広げ、手で大まかに根などを取り除くだけに変えました。

鉢植えの土を再利用したい! なるべくラクにリサイクルする方法と注意点

そのあと、市販の土の再生材を、袋の分量表記を参考にシート上でざっくりと混ぜ、新たに植物を植えつける際に必要な肥料も、少し混ぜておきます。

鉢植えの土を再利用したい! なるべくラクにリサイクルする方法と注意点

「熱湯消毒をする」→「シートに広げて大まかに古い根っこなど取り去る」→「再生材や肥料を混ぜる」という手順をふむことで、土に栄養が戻り、壊れていた土の構造も改善し、新たな植物が元気に育てられるようになりました。

再生した土は、すぐに使用しなくても、雨風がしのげる場所に保管しておけば、いつでも使用可能です。私は使わなくなった分別ペールに入れて、屋上に保管しています。

鉢植えの土を再利用したい! なるべくラクにリサイクルする方法と注意点

■リサイクルした土で食べるものを育てるときは注意する

古い土を再生することで、新しい土を購入することがほぼなくなりました。でも、野菜など食べるものを育てるために再生土を使うときは、注意している点があります。

同じ科の野菜を同じ土でくり返し育てると、連作障害(植物の生育が悪くなること)が出やすいのです。

鉢植えの土を再利用したい! なるべくラクにリサイクルする方法と注意点

そこで、再生した土で野菜を育てる場合は、連作障害対策用の土をあらかじめ混ぜるようにし、ふだんから土に混ぜる殺虫剤などもなるべく使わないように心がけています。

楽しくラクに続けられる土のリサイクル方法を今後も模索しながら、ガーデニングを楽しもうと思っています。

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ライフオーガナイザー 山田由乃
ブログ: Kurashino-ne- 片づけ×植物で心地よい暮らし

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