子どもとの「家事シェア」 芽を大きく育てる3つのコツ

おはようございます。
ライフオーガナイザーの都築クレアです。

子どもの在宅時間が長くなると、「このパワーと時間をなんとか活かせないものか」と思いませんか?(笑)。

私は、外出自粛期間中に、子どものおままごと(カフェ店員さんごっこ)に渋々付き合っていたのですが、そのおかげで、朝食は子どもが自分で用意するように。それだけでなく、私の分まで用意してくれるという、予期せぬ「家事シェア」に大成功しました。

成功したコツを3つにまとめてみました。

子どもとの「家事シェア」 芽を大きく育てる3つのコツ

■家事シェアの芽が育つコツその①やる気を止めない

小2の娘が突然やると言い出したのは、カフェ店員でした。「森のカフェ」を開店して、私に「ホットコーヒーを入れてあげる」というのです。熱湯もコーヒーの粉も溢れたら大変。その間心配で、パソコンに向かっていられないので、結局、仕事にもなりません(汗)。

でも、退屈そうだった彼女が急にいきいきと動き出したので、グッと堪えて、コーヒーを注文してみることにしました。お湯を沸かして、コーヒーの粉が入った瓶をとり、重さでプルプル震える手には、不安しかありませんでしたが、メニューが増えた今では、「このとき止めなくてよかったな」と、しみじみ思います。

子どもとの「家事シェア」 芽を大きく育てる3つのコツ

子どもには、なんでもやりたがる時期が来ますよね。これまでは、まだ危ないと感じることもあり、止めてしまうことも多くありました。でも、何より止めたくなる一番の原因は、正直、「子どもがやると、自分に時間も負担もかかるから」でした。

わかってはいたけど(汗)、自分に余裕がなくてできていなかったこと。「子どもが関心を持ったときに止めない、ちょっとだけ付き合ってみる」、というのは本当に大切だな、と実感しました。

■家事シェアの芽が育つコツその②「やってみて」と見守る

子どもが初めてやることは、一から十までしっかり手も口も出して教えたくなります。でも、「私が店員なの!」とキッチンから追い出され、仕方なく、聞かれたコーヒーやミルクの好きな分量だけ答えて、あとは見守ることにしました。

でも、「これが良かった!」。少し危なっかしい手つきながら、無事にコーヒーを入れている彼女を見て、思いの外私がやっている行動を観察していて、やることをちゃんとわかっているんだと驚かされました。

子どもとの「家事シェア」 芽を大きく育てる3つのコツ

普段口も手も出しているときは、不満顔になる彼女ですが、今回は自信たっぷりの顔で、最後までやり遂げてくれました。固すぎて開けられない瓶を開けるところだけ助けましたが、本当にできないところだけ助ける、あとは「やってみて」と見守るほうがいいと痛感しました。

■家事シェアの芽が育つコツ③「最初から最後まで」やってもらう

はじめは、とにかく無事にコーヒーを入れてくれさえすれば、と思っていたことも、毎日続くと段々そのあとキッチンに放置されるものが、気になるようになりました。

これは反省も込めてですが、「コーヒーを入れる」なら、最初にいろんなものを出して用意するところから、それを元にしまうまで、「最初から最後まで」やることを伝えるのは、大切だなと思います。

伝えるタイミングや伝え方には、少々気を配りますが、今は少しずつ、元に戻すまでを覚えていってもらっています。

子どもとの「家事シェア」 芽を大きく育てる3つのコツ

ここは夫との家事シェアでも同じですが、いくらやってもらうと助かるとはいえ、「やりっぱなし」は、こちらの仕事が増えて、心から喜べませんよね(汗)。これでは、せっかくの行為も、結局お互いに不満が残ります。やってもらうなら、「最初から最後まで」を忘れないことが、気持ちのいい「家事シェア」のポイントですね。

はじめは、おままごとのように始まった娘の「森のカフェ」。1カ月もしないうちに、メニューがどんどん増えて、モーニングセット、コーヒーセット、デザートセットと品数も、頼むタイミングもどんどん増えています。

子どもとの「家事シェア」 芽を大きく育てる3つのコツ

何より驚くのが、朝の変化。何度か起こして、朝ごはんを用意しても、まだまったりしていたのに、今では「森のカフェ、あいてるかなぁ〜?」と起こしに行くと、「あいてるよ!」とむくっと起きて、そこから一番にお湯を沸かしはじめるんです(笑)。私の注文を聞いて、パンを焼き、コーヒーを添えたモーニングセットを席まで運んでくれます。

子どもとの「家事シェア」 芽を大きく育てる3つのコツ

これ、たぶん私が実践している「家事シェア」方法の一つ、「自分のことは自分で」という考え方だけだと、ここまで到達していなかったと思うんですよね。

彼女にとってのモチベーションは、カフェ店員になりきることと、お客さん(私や夫)が喜ぶことにあったようです。子どものやる気スイッチはどこにあるかわかりませんね(笑)。いつもは難しくても、子どもの「やってみたい!」にちょっとだけ付き合ってみる、あとちょっとの余裕を持ちたいな、と改めて思いました。

みなさんの家のおままごとも、「家事シェア」の芽かもしれませんよ?

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ライフオーガナイザー 都築クレア
ブログ : ライフオーガナイズ×ウェルビーイングで育てる夫婦・親子の絆と幸せ

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