おはようございます。
ライフオーガナイザー/インテリアコーディネーターの安尾香奈です。
リモートワーク中につくった、リビング収納のワークスペース。子どもたちのいたずらも防止できて、意外に快適だったことをご紹介しました。
>>>【前編】収納の中にワークスペース!子どものいる在宅ワークの悩み「さわっちゃだめ!」を解決
この収納の中のワークスペース、在宅ワークの効率アップだけでなく、日常の暮らしもラクに回るきっかけになりました!今回は後編として、ワークスペースをつくる際、私が気をつけたポイントをご紹介します。
■ステップ1:「メインで使う人」「必要な範囲」「スタイル」を決定
ワークスペースづくりで、まずしたことは、「主に誰が使うのか?」「どれくらいのスペースが必要か?」「スタイルはいす?スタンディング?」を決めることです。
「私が使う」「パソコンとスマホ、手帳が置けるスペース」「スタンディングで」と決めて、部屋を見渡し、スペースを探しました。実際には、リビング収納の一段に、パソコンとスマホ、手帳以外にも、必要最低限の書類や本を収納するファイルボックスを追加することができました。
■ステップ2:今の暮らしで優先順位の低いものを別部屋に移動
こちらがリビング収納のBeforeの写真です。目の高さには、約3年前に引っ越したときからそのままの、書類の定位置がありました。
今まで置いていたものが、「そこにあったほうがいいのか」「移動してもいいのか」を判断して、優先順位をつけました。
自分の資格関連、マンション管理組合書類、リフォーム関連の契約書、設備や家電の取扱説明書が入ったファイルやボックスなど、ここでなくても大丈夫だと、夫の部屋に移動させました。いらない書類は少し処分したので、ついでに整理もできました。
文房具や薬、手紙セット関連の入った、「無印良品」ポリプロピレンケースの引き出しは、上の段に移動しました。文房具なども、あらためて家族みんなが使っているかを見直してみると、使っていたのは私がほとんどで驚きました!
引き出しは、あまり上に置くと見渡せないのですが、そこまで中身の使用頻度は高くなかったのと、引き出しが透明なことで、優先順位は低めになりました。
その当時はそこにあるのが良かったと思っていたものも、ライフスタイルが変わると、意外と違ってくることもあります。
仕組みを変えたときには、家族が探すことのないように、できるだけまとめて移動したり、変更点を家族にも案内と説明をしてラベリングをしています。
■ステップ3:棚板の位置を変える
当たり前になりがちな棚板の位置を、思いきって変えてみました。今回は、わずか約2㎝変えただけでしたが、使いやすさがアップしました。
日頃から収納の中にものをつめこみすぎないことも、スペースをつくるにあたり、時短になりました。
■ステップ4:最低限のものだけを置く
Afterがこちら。いろいろと置きたくなりますが、あくまでも臨時的なワークスペースなので、手にとることの多い“今使うもの”を厳選して置きました。残りの仕事で使うものは、以前同様、夫の部屋にスペースをつくって管理しています。
パソコン、手帳、ノート、スマホ、文房具、ふせん、よく使う書類や本、電気スタンド(無印良品の「LED持ち運びできるあかり」)、カメラ三脚、メモ帳、PCメガネなど。PCメガネは今一つ定位置が決まっていなかったのですが、マグネットフックに引っかける収納にすることで定位置ができたのも、スッキリしました。
集中できるように、楽しむものは少しだけに。気分転換になるルームスプレーと、フォトフレーム、扉に子どもの写真を貼ってモチベーションアップです。少なくないかもしれませんが……!
ひとまず忙しい瞬間、ダイニングテーブルから避難!といったときにも、定位置があることで、仕事の道具を安心して置けるので、落ち着いてから片づければOKの余裕があります。
仕事の道具に限らず、子どもの手の届かない位置を意識してつくったので、紛失しそうなパズルの一部や、触られると困ったものを、一時置きすることも多々あります。これがわが家の、リアルな日常の暮らしです。寝る前に1回、こまめに整える習慣で、翌日も快適に過ごせています。
このスペースが、日常の暮らしをラクに回すための一役にもなって、今後も活躍しそうです。
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・49㎡の狭小賃貸住宅のワークスペース確保大作戦
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ライフオーガナイザー/インテリアコーディネーター 安尾香奈
HP: ニコズストーリー