おはようございます。
ライフオーガナイザーの梅野優子です。
炊飯器からごはんをよそうためのお茶碗、お鍋からおかずや汁ものをよそうためのお皿やお椀、冷蔵庫から出した飲み物を注ぐグラス、あたたかい飲み物を入れるカップ……。食器とひと言でいっても、種類によってキッチンのいろんな場所で使いますよね。
その“いろんな場所”に合わせて、食器を分散収納に変えてみた実例をレポートします。
■分散収納のポイントは“食洗機からの配置“でした!
「使う場所に使うものを」というのは収納のコツでよく聞きますが、食器の場合、なんとなく食器棚だったり、引き出しだったり1カ所に集めて収納するもの、と思い込んでいました。そのため、これまでは使用頻度別に縦3つの引き出しにかためて収納していました。
これでも悪くはないけれど……、もっと使いやすくしたい。やはり「使う場所に使うものがあったらいいな」と思い、分散収納にしてみることにしました。
分散収納の懸念は、「あちこちにしまうのがめんどうになるのでは?」ということ。そこで、使う場所も考慮しつつ、毎日使って片づけるときの拠点となっている食洗機を中心に配置することにしました。
■【分けるその①】大きく分ける
収納の前にすることは、“分ける”作業です。わたしの場合は、まずは「日常的に使うもの」と「たまにしか使わない&ほとんど使わない」の大きく2つに分けることにしました。
“よく使うものだけ”を持つミニマムな暮らしに憧れはあるけれど、実際のところ、子どもが陶芸体験で作ったお皿や、お祝いでいただいたお皿など、ほとんど使わないけれど手放せないものや、お正月や誕生会のときにしか使わないお皿などもあります。
そんな「たまにしか使わない&ほとんど使わない」食器類は、まとめて大きな引き出しにざっくりと収納することにしました。
■【分けるその②】使いやすく分ける
次に、「日常的に使うもの」を使う場所別に分けていきました。
①お茶碗は炊飯器のすぐ下のスライド棚に。
おぼんもお茶碗の左隣、コーヒーマシンの下にスタンバイしています。
②お茶碗以外のお皿は、ガスコンロそばの引き出しに。
ガスコンロにかけた鍋やフライパンからお汁やおかずをよそうには、この位置が便利。
③グラス類は、シンクの近くに。
キッチンワークトップで注ぎ、飲んだ後はシンクへ置くので、その近くの扉裏にセリアのひっかけカゴを使い収納。
④コーヒーカップ類は、コーヒーマシンのすぐそばの棚に。
①~③は食洗機から、ほとんど動かずにコックピットのような動きで収納できる配置です。
④は何歩か動きますが、コーヒーを淹れるときの使いやすさが勝って、しまうときのストレスはほとんど感じないのは不思議なものです。
なんとなく「これが正解」と思い込んでしまっていることでも、自分の快適さをよく考えてみると、“意外な正解”にたどりつくかもしれません。
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ライフオーガナイザー 梅野優子
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