おはようございます。
ライフオーガナイザーの濱名愛です。
本は、いつまでも手元に残したい夫と、手放しながら次の本を買いたい妻。引っ越しのたびに大量の本を箱詰めしながらモヤモヤを感じて、夫の本の管理方法を変えた一例をご紹介します。
◾️ポイントは、家族も読みそうかどうかで分けること
わが家の夫は、学生時代や前職の大量の資料があり、マンガ、小説、趣味の雑誌なども多く持っていました。少しずつ減らしてはきたのですが、長年保管している本がまだたくさんあります。
現在は、仕事が忙しくて本を読む暇がないですし、電子書籍派になったため、本が増えなくなりました。そうすると、ただ保管するだけの本が大半なので、私や娘も読みそうな本かどうかで、収納場所を分けることにしました。
まずは、本人以外も読みそうなマンガや小説は、家族みんなが通る廊下の本棚に。
リビングの本棚には、夫が集めた料理雑誌や写真集や考古学系の資料本の一部を。
本人しか読みそうもない本や資料は、夫の部屋の押入れの中に本棚を。
読みそうもない、昔の仕事の資料は、引っ越しのダンボール箱に入れたまま、押入れの下段に。これはあくまでも私の判断ですが、ダンボールもすぐに取り出せる場所なので、万一読みたくなっても、ここからすぐに出せます。
◾すべての本を本棚に並べても、読まない本は読まない
この管理方法になる前は、すべての本を本棚にあえて収納。見えるところにあれば、読みたいときにすぐ読めるし、「もう必要ないな」と見直すことも簡単だと、私が期待を込めて(笑)収納方法を決めたんです。
けれども、その収納方法にしてから5年近く、ほとんど本には触れないし、読む暇もないようでした(電子書籍の本はいろいろと読んでいるようでしたが)。
今回7月に引っ越しが決まり、仕事が忙しい夫の代わりに、荷造りはほとんど私の役目に。読まない本を家のあちこちの本棚から出して、荷造りするのが案外重労働で、「こんなに本棚収納にこだわらなくても良いのかも?」と感じたんです。
そこで、今回の引っ越し後は、家族が読みそうかどうかで収納を変えることにしたんです。
◾無理強いはしない。けれども、見直しは必要
引っ越し前に、夫に「もし手放すものがあれば、処分するので教えて」と伝えたところ、「5年前の引っ越しで減らせるモノは減らしたので、捨てるモノは一切ない!」との返事でした。
「引っ越しを決めるとき、『引っ越すから、物を減らそう!』と話していたのに……」とは思いましたが、夫の気持ちは一旦受け止めることにして、次に私がやったことは、本を箱詰めして、封をする前に、夫の目に留まりやすい場所に箱を並べたこと。
現在、前職と全く違う仕事で、前職の古い研修資料は、さすがにこれから要らないだろうと思い、目を通して欲しかったんです。
そうすると、夫も箱の中身を確認して、箱1つ分は処分することになりました。
時間が経つと、情報は古くなって、役に立たなくなることもあります。年齢や環境の変化で、本人の気持ちも変わることもあります。
ということで、一度片づけても、時間が経つと、持ち物の見直しはするほうが良いんですよね。
かくいう私自身も、本はたくさん持っています。夫と違うのは「自分の本棚2本に収まるだけ持つ」と決めていることと、読んだら手放し、他の本を買うようにしていること。けれども、今後、ライフスタイルや気持ちの変化で、このルールをやめて、もっと本を減らすかもしれませんし、そのときの暮らし方でときどき見直していくつもりです。
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ライフオーガナイザー 濱名愛
HP :カタヅケシコウ