おはようございます。
ライフオーガナイザー/一級建築士の和田さや子です。
家を建ててから1年後。どうしても、コンセントを増設したい箇所がでてきました。
それは、子ども部屋の学習机まわりです。子どもたちと相談して、子ども部屋の模様替えをしたところ、想定外の場所に学習机を置くことになってしまったことが原因です。
しばらくは、延長コードを使ってデスクライトを使っていましたが、思いきってコンセントを増設することにしました。
■コンセントはこの範囲なら増設しやすい
コンセントを増やすためには、すでにあるコンセントから配線を分岐する必要があります。
ただし、どこでも自由に増設できるのではなく、“壁の中がどうなっているか”が重要です。今回、分岐する元になるコンセント周りの建築工事途中の写真がこちら。
柱と間柱に挟まれたところは空洞になっているので、この間で配線を分岐して、新たにコンセントを増設することは、比較的簡単にできます。
逆に言うと、間柱や柱を超えて増設したい場合は、おおがかりな工事が必要です。最小限の工事でとなると、壁の外を通す露出配線になってしまいます。
■壁の反対側に増設することも可能です
柱と間柱を越えて配線をすることは少し難しい工事になりますが、同じ壁に面していれば、裏側の壁に増設することは難しい工事ではありません。
今回も、既存コンセントは写真手前のセカンドリビングに向かってついていますが、増設したいのは壁の向こうの子ども部屋です。
どちらも、大きな電気容量を必要とする家電につなぐわけでなないので、増設してもブレーカーが落ちる心配はありません。
■工事時間は30分、費用は7000円
増設したいと決めたのですが、コンセント一つのために電気屋さんに来てもらうのは、「申し訳ないな……」と躊躇していました。そんな折、電動ブラインドの不調を見てもらう機会があったので、そのついでにコンセント増設工事も一緒にお願いしました。
増設工事時間は30分ほど、費用は7000円ほどでした。コンセント増設だけのために来てもらうと、もう少し費用がかかるかもしれません。
学習机まわりの希望した場所ピッタリ、コンセントが増えました。床をはう延長コードがなくなり、日常のストレスが一つ減って快適になりました。
あれほど、脳内シミュレーションをして決めたはずなのに、できてから「コンセントを増やしたい!」と思うこともあるのだな、と実感した出来事でした。
“コンセント位置”に迷ったらこちらも参考に:
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ライフオーガナイザー/一級建築士 和田さや子
ブログ : 理想の家を見つける旅